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外傷シリーズ① 切り傷は何科に行けばいい?|新宿・東新宿で傷の縫合・処置

外傷シリーズ①

切り傷は何科に行けばいい?|新宿・東新宿で傷の縫合・処置

「この傷、縫った方がいいですか?」

包丁で指を切った。

転んで額を切った。

家具の角にぶつけて頭が割れた。

ドアに指を挟んで、爪まで傷ついた。

そんなとき、

「救急車を呼ぶほどではなさそう」

「でも絆創膏だけで大丈夫なのかな?」

「そもそも何科に行けばいいの?」

と迷うことはありませんか?

切り傷の診療で大切なのは、単に「傷を閉じること」ではありません。

傷の深さ、汚れ、異物、神経・腱・血管の損傷、骨折の可能性などを確認し、

縫った方がよいのか、縫わずに治した方がよいのか

を判断します。

そしてもう一つ。

私は、

「治ればいい」だけではなく、できるだけきれいに治してあげたい

と考えています。


内科クリニックですが、私はもともと外科医です

新宿イーストサイドたけうち内科は、その名前の通り「内科」です。

そのため、

「切り傷も診てもらえるんですか?」

と驚かれることがあります。

はい。診ています。

というより、

私はもともと外科医です。

長年、胸部外科医として手術や救急診療に携わってきました。

特に専門としていたのが、先天性心疾患の手術です。

つまり、生まれたばかりの赤ちゃんや子どもの心臓を手術することも多くありました。

この経験が、現在の私の傷に対する考え方にもつながっています。


「手術の中身がすべて」という時代がありました

私が外科医として手術をしていた頃、外科の世界には、

「外から見える傷より、胸の中でどんな手術をしたかが勝負だ」

という考え方が強くありました。

もちろん外科医として、命を救い、病気を治すことが最優先なのは間違いありません。

しかし、患者さんの立場になって考えると、それだけではありません。

手術が終わったあとも、

手術の傷あととは、一生付き合っていくことになります。

特に私が手術していたのは、先天性心疾患を持つ赤ちゃんや子どもたちです。

小さな赤ちゃんの胸につけた手術創が、その子が大人になっても残る。

そう考えると、

「手術が成功した。それで終わり」ではいけない。

可能な限り、傷もきれいにしてあげたい。

私は若い頃から、そう考えていました。


そのために、形成外科へ皮膚縫合を習いに行きました

形成外科は、傷をきれいに治すことそのものを専門技術として磨いている診療科です。

一方、外科医にとって皮膚縫合は、大きな手術の最後の仕上げです。

何時間にも及ぶ手術を終えたあと、

「できるだけ手術時間を短くしたい」

という現実もあります。

つまり、

できるだけ短時間で縫いたい。

でも、

できるだけきれいに縫いたい。

この二つを両立させる必要があります。

私は、その方法をきちんと身につけたいと思いました。

そこで外科医時代、

形成外科で3か月間のトレーニングを2回、合計6か月間受け、皮膚縫合の技術を学びました。

形成外科の先生たちが、

どの層を合わせるのか。

どのくらいの強さで寄せるのか。

どうすれば皮膚表面の縫合痕を少なくできるのか。

そうした技術を、実際の診療の中で学びました。

それを、自分の外科手術にも取り入れてきました。


開いた皮膚は、閉じれば治ります。でも、それだけではありません

切れた皮膚を縫合して閉鎖する。

それだけなら、それほど難しいことではありません。

しかし私が考えているのは、その先です。

「どうせ縫うなら、可能な限りきれいに仕上げてあげたい」

傷の深さや方向を見ながら、必要であれば皮下・真皮の層から丁寧に合わせます。

傷によっては、皮膚表面に縫合糸をできるだけ出さない方法を選ぶこともあります。

もちろん、どのような傷でも跡を完全になくせるわけではありません。

けがをした時点での傷の深さ、場所、組織損傷の程度、その後の治癒過程によって仕上がりは変わります。

それでも、

できることは、できるだけやってあげたい。

それが、今は「内科医」である竹内が、切り傷を縫うときにも変わらず持っている考え方です。


すべての切り傷を縫うわけではありません

もちろん、

「傷が開いている=全部縫う」

ではありません。

浅い傷で傷口がきれいに合っていれば、被覆材や医療用テープなどで治療できる場合があります。

一方、

  • 傷が深い
  • 傷口が大きく開いている
  • 出血が続いている
  • 皮下組織まで見えている
  • 傷の縁がずれている
  • 顔など傷あとが目立ちやすい場所

などでは、縫合を検討します。

縫った方がきれいになる傷なのか。
縫わない方がよい傷なのか。

実際の傷を見て判断します。


子どもの顔の傷は、特に慎重に考えます

子どもは転倒して、

額、眉の周囲、あごなどを切ることがあります。

「小さな子どもだから、できれば縫いたくない」

というご家族の気持ちもよく分かります。

縫わずに治せる傷であれば、無理に縫う必要はありません。

一方、深く開いた傷まで無理に被覆材だけで治療することが最善とは限りません。

子どもには、その先の長い人生があります。

だからこそ私は、

今だけではなく、その子が大人になったときの傷あとまで考えて治療方法を選びたい

と思っています。


指の傷は、皮膚だけ見てはいけません

指を深く切った場合には、

  • 神経
  • 血管

などが傷ついていないかも確認します。

「指が動かしにくい」

「感覚がおかしい」

「しびれている」

という場合には、皮膚より深い組織が損傷している可能性があります。

また、ドアに指を強く挟んだ場合には、爪の損傷だけでなく骨折を伴っていることもあります。

傷口だけでなく、

その指がきちんと機能しているか

まで診る必要があります。


傷では「消毒」以上に、洗浄と評価が重要です

けがをすると、

「とりあえず消毒!」

と思われがちです。

しかし傷の治療では、十分に洗浄し、

  • ガラス
  • その他の異物
  • 傷んだ組織

などが残っていないかを確認することが重要です。

傷の種類やワクチン接種歴によっては、破傷風についても考える必要があります。


当院ですべての外傷を治療するわけではありません

もちろん、何でもクリニックで治療するわけではありません。

  • 出血が止まらない
  • 大きな血管損傷が疑われる
  • 腱や神経の大きな損傷が疑われる
  • 複雑な骨折を伴っている
  • 広範囲の組織損傷がある
  • 専門的な形成外科・整形外科治療が必要

と判断した場合には、適切な医療機関をご紹介します。

当院で治療できる傷なのか。
専門病院で治療すべき傷なのか。

それを判断するのも私たちの役割です。


「救急車ほどではない。でも、この傷どうしよう?」というときに

切り傷で困るのが、

「救急車を呼ぶほどではない。でも、このままでいいのか分からない」

というときです。

そんなときは、一度ご相談ください。

「これは縫った方がよいです」

となることもあれば、

「これは縫わなくて大丈夫です」

となることもあります。

必要であれば傷を洗浄し、局所麻酔をして縫合します。

当院での治療が適切でなければ、専門医療機関をご案内します。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

内科のクリニックですが、切った・擦った・やけどした。
そんな外傷も診ています。

そして縫うのであれば、

「閉じればいい」ではなく、可能な限りきれいに。

外科医だった頃から、それが私の傷に対する考え方です。

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自由診療シリーズ③ 二日酔いに五苓散+黄連解毒湯?|医師が昔から使っている「お酒の漢方」

自由診療シリーズ③

二日酔いに五苓散+黄連解毒湯?|医師が昔から使っている「お酒の漢方」

「飲み会の前に、何か飲んでおいた方がいいですか?」

仕事上の会食、歓迎会、送別会、友人との飲み会。

東新宿・新宿という場所柄もあり、お酒を飲む機会が多い方は少なくありません。

そんな患者さんから、

「二日酔いになりやすいんです」

「飲み会の前に、何か飲んでおいた方がいいですか?」

と聞かれることがあります。

ドラッグストアにはさまざまな商品が並んでいますが、医師や医療関係者の間では、昔から知られている漢方薬があります。

それが、

五苓散(ごれいさん)+黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

です。

実は私自身も、若い医師だった頃に先輩医師から教えてもらいました。


実は、どちらも正式な効能・効果に「二日酔」が入っています

ここは、一般の方には意外かもしれません。

医療用の五苓散。

そして、医療用の黄連解毒湯。

どちらも医薬品として認められている効能・効果の中に「二日酔」が明記されています。

つまり、

「なんとなく二日酔いに良さそう」

「昔から伝わる民間療法」

というだけの話ではありません。

きちんと医療用医薬品として使われている漢方薬です。


五苓散は「水」のバランスを考える漢方

お酒を飲んだ翌朝に、

「喉が渇く」

「頭が痛い」

「気持ちが悪い」

「顔がむくむ」

「なんとなく体が重い」

と感じた経験はないでしょうか。

五苓散は、漢方医学では体内の「水」の偏りを考えて使用する処方です。

医療用五苓散の効能・効果には、二日酔のほか、

  • 頭痛
  • 悪心
  • 嘔吐
  • めまい
  • 浮腫

なども含まれています。

二日酔いのときに経験する症状と、かなり重なるのが面白いところです。


黄連解毒湯は「のぼせ・ほてり」の方向から考える漢方

もう一つが、

黄連解毒湯。

名前だけ聞くと、

「アルコールを解毒してくれる薬?」

と思うかもしれません。

しかし、この「解毒」を、アルコールそのものを急速に分解して体外へ排出するという意味に捉えてはいけません。

黄連解毒湯は、比較的体力があり、のぼせぎみで顔が赤く、いらいらする傾向のある方などに用いられる漢方薬です。

そして黄連解毒湯にも、正式な効能・効果として

「二日酔」

が記載されています。


私にとっては、昔からの「黄金コンビ」です

実は私も若い頃には、お酒を飲み過ぎて、いろいろやらかしました(笑)。

そんな若い医師だった頃に、先輩医師から教えていただいたのが、

五苓散+黄連解毒湯

という組み合わせでした。

それ以来、自分自身でも飲酒の際に使ってきました。

これはあくまで私個人の経験であって、すべての方に同じ効果があるという意味ではありません。

それでも、私自身はこの組み合わせの良さを何度も実感してきました。

医師仲間や薬剤関係者との間でも話題になることのある組み合わせで、私にとっては今でも、

「お酒のときの黄金コンビ」

です。


五苓散3包+黄連解毒湯3包をセットにしました

そこで当院では、飲酒時のコンディションケアとして、

五苓散 3包

黄連解毒湯 3包

合計6包をセットにしました。

お酒の漢方セット 770円(税込)

「今日は飲み会がある」

「今週は会食が続く」

というときにも利用しやすいよう、必要な分だけの小さなセットにしています。

いずれも医療用の漢方薬ですので、医師が体調や服用中のお薬などを確認したうえでご案内します。


注射と組み合わせることもできます

当院では、飲酒前のコンディションケアを目的とした注射もご用意しています。

乾杯前コンディション注射 3,000円(税込)

さらに漢方も一緒に希望される場合には、

乾杯前コンディション注射+お酒の漢方セット 3,300円(税込)

でご案内します。

注射だけでも、漢方だけでも、両方を組み合わせても構いません。

その日の予定や体調に合わせて選んでいただけます。


ただし「これを飲めば、いくら飲んでも大丈夫」ではありません

ここは大切です。

五苓散や黄連解毒湯、あるいは注射を利用しても、

  • アルコールが急速に分解される
  • 血中アルコール濃度がすぐに下がる
  • 肝臓への負担がなくなる
  • 必ず二日酔いを防げる
  • いくら飲んでも安全になる

わけではありません。

一番の二日酔い対策は、飲み過ぎないことです。

どんな漢方薬や注射も、この原則に勝るものではありません。


漢方薬も「薬」です

「漢方だから副作用がない」と思われることがありますが、これは正しくありません。

漢方薬も医薬品です。

体質、持病、服用している薬などによっては、使用が適さない場合があります。

特に黄連解毒湯は、漫然と長期間服用する薬としてではなく、体質や症状を確認して使用することが大切です。

当院では医師が確認したうえでご案内します。


お酒をすすめたいわけではありません。でも、飲む機会はあります

もちろん医師として、

「たくさんお酒を飲みましょう」

とおすすめするつもりはありません。

でも現実には、

「今日は大切な取引先との会食」

「会社の歓迎会がある」

「どうしても断れない飲み会がある」

ということもあります。

そうした現実の生活を無視して、

「飲まなければいいでしょう」

だけで終わらせるのも、少し違うと私は思っています。

だからこそ、

飲み過ぎないことを大前提として、そのうえで上手にコンディションを整える。

そんな現実的な選択肢があってもよいと思います。

「五苓散と黄連解毒湯を試してみたい」

「漢方だけ欲しい」

「飲み会前に注射も一緒に受けたい」

という方は、診察時にお気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

五苓散+黄連解毒湯。
派手な組み合わせではありませんが、私にとっては昔から馴染みのある「お酒のときの黄金コンビ」です。

※効果の感じ方には個人差があります。飲酒や二日酔いによる症状を完全に予防・改善することを保証するものではありません。

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呼吸器シリーズ 咳止めを飲んでも咳が止まらない|「咳を止める」より原因を探すことが大切です

呼吸器シリーズ

咳止めを飲んでも咳が止まらない|「咳を止める」より原因を探すことが大切です

咳止めを飲んでいるのに、なぜ咳が止まらないのでしょうか?

「咳止めをもらったけれど、全然咳が止まらない」

「薬がなくなると、また咳が出てくる」

「もう何週間も咳止めを飲み続けている」

このようなご相談は、当院でもよくあります。

咳がつらければ、まず「咳を止めたい」と思うのは当然です。

しかし、咳が長引いている場合には、

「どの咳止めを使うか」よりも、「なぜ咳が出ているのか」を考えることの方が大切です。


そもそも、咳は「病気」ではなく症状です

咳そのものが病名なのではありません。

咳は、気道に入った異物や分泌物などを外へ出そうとする身体の防御反応です。

ですから、咳を起こしている原因が残っていれば、咳止めだけを飲んでもなかなか改善しないことがあります。

もちろん、夜も眠れないほど強い咳などでは、症状を和らげるために鎮咳薬を使うこともあります。

しかし、それはあくまで「咳という症状」を抑える治療です。

原因そのものを治療しているとは限りません。


長引く咳には、たくさんの原因があります

咳が長引く病気は、ひとつではありません。

例えば、

  • 風邪や新型コロナなどの後に続く感染後咳嗽
  • 気管支喘息
  • 咳喘息
  • アトピー咳嗽
  • 鼻副鼻腔炎や後鼻漏
  • 胃食道逆流症(GERD)
  • COPD
  • 気管支拡張症
  • 肺炎
  • マイコプラズマや百日咳などの感染症
  • 結核・非結核性抗酸菌症
  • 間質性肺炎
  • 薬剤による咳
  • 肺がんなどの胸部悪性腫瘍

など、さまざまです。

しかも実際には、原因がひとつとは限りません。

例えば、

「鼻炎+喘息」

「GERD+咳喘息」

のように、複数の原因が重なっていることもあります。

だからこそ、

「咳がある→咳止めを出す」

だけでは解決しない患者さんがいるのです。


「咳=咳喘息」と決めつけるのも危険です

最近は「咳喘息」という病名が広く知られるようになりました。

そのため、

「咳が長引いています」

というだけで、

「では咳喘息でしょう」

と診断され、吸入薬を処方されているケースも見かけます。

もちろん、本当に咳喘息であれば適切な吸入治療が必要です。

しかし、長引く咳の原因は咳喘息だけではありません。

先週の記事でもお話ししたように、

咳喘息という診断そのものが本当に正しいのか、一度立ち止まって考えることが大切です。


咳の診療では「いつ、どんな咳が出るか」が重要です

咳の原因を考えるときには、咳の出方が大きなヒントになります。

例えば、

「夜から明け方に咳が強い」

「運動すると咳が出る」

「冷たい空気を吸うと咳が出る」

「横になると咳が出る」

「食後に咳が増える」

「鼻水が喉へ落ちる感じがする」

「痰が多い」

「風邪をひいてからずっと咳だけ残っている」

などです。

さらに、

  • 喫煙歴
  • アレルギー歴
  • 喘息の既往
  • 鼻炎・副鼻腔炎
  • 胸やけ
  • 服用中の薬
  • 職場環境
  • ペット
  • 症状が始まった時期

なども重要です。

咳の診療では、こうした情報を丁寧に整理することが診断への第一歩になります。


必要に応じて、きちんと検査します

診察だけで原因が明らかになる場合もありますが、長引く咳では検査が必要になることがあります。

当院では、症状に応じて、

  • 胸部レントゲン
  • 呼吸機能検査
  • FeNO(呼気一酸化窒素)検査
  • 血液検査
  • 感染症検査

などを組み合わせて評価します。

FeNOは、気道に好酸球性炎症があるかを考える際の参考になります。

ただし、

FeNOが高い=咳喘息

と単純に診断できるわけではありません。

問診、診察、画像、呼吸機能などを合わせて考える必要があります。

必要に応じて、CTなどの精密検査が可能な医療機関へご紹介することもあります。


「レントゲンが正常だから大丈夫」とも限りません

胸部レントゲンは非常に重要な検査ですが、レントゲンに異常がなければ咳の原因がすべて否定できるわけではありません。

喘息や咳喘息、アトピー咳嗽、後鼻漏、胃食道逆流症などでは、胸部レントゲンが正常なことも珍しくありません。

一方で、肺炎、肺がん、結核、間質性肺炎など、画像検査が診断の手がかりになる病気もあります。

だからこそ、

「とりあえず咳止め」でも、「とりあえず吸入薬」でもなく、その方に必要な検査を選ぶことが大切です。


咳止めが効かないこと自体が、診断のヒントになることもあります

咳止めを飲んでも咳が続く。

これは単純に、

「もっと強い咳止めが必要」

という意味とは限りません。

気管支が狭くなっているのであれば、その治療が必要です。

鼻や副鼻腔に原因があるのであれば、そちらを治療する必要があります。

胃食道逆流が関係しているのであれば、咳止めだけでは改善しません。

感染後に気道の過敏性が長く残っている場合もあります。

つまり、

咳止めが効かないときこそ、薬を強くする前に「なぜ咳が出ているのか」をもう一度考える必要があります。


このような咳は、早めに受診してください

咳と一緒に、

  • 息苦しさがある
  • 胸が痛い
  • 血痰が出る
  • 高い熱が続く
  • 酸素飽和度が低い
  • 体重が減ってきた
  • 食欲低下や強い倦怠感がある
  • 咳が徐々に悪化している

といった症状がある場合には、単なる長引く咳として様子をみない方がよいことがあります。

特に強い呼吸困難や大量の喀血などがある場合には、救急診療が必要です。


咳止めを探し続ける前に、咳の原因を探しましょう

咳がつらいと、

「とにかく咳を止めてほしい」

と思うのは当然です。

私たちも、つらい咳はできるだけ早く楽にしたいと考えています。

しかし、長く続いている咳ほど、

「咳を止めること」と「咳の原因を治すこと」は分けて考える必要があります。

咳止めを何度飲んでも改善しない。

吸入薬を使っているのに咳が続く。

咳喘息と言われたけれど、本当にそうなのか疑問がある。

そんな方は、一度原因から見直してみましょう。

新宿イーストサイドたけうち内科では、長引く咳について、問診・診察だけで決めつけず、必要な検査を組み合わせながら原因を考えていきます。

当院は東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階です。

咳止めが効かないとき、「もっと強い咳止め」ではなく、「なぜ咳が出ているのか」を考えることが大切です。

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生活習慣病シリーズ 血圧の薬は一度飲み始めたら一生?|降圧薬を飲む意味を考えてみましょう

生活習慣病シリーズ

血圧の薬は一度飲み始めたら一生?|降圧薬を飲む意味を考えてみましょう

「血圧の薬を飲み始めたら、一生やめられないんですよね?」

高血圧の診療をしていると、本当によく聞く言葉です。

健診で血圧が高いと言われても、

「一度薬を始めたら一生になるから、まだ飲みたくない」

「薬なしではいられなくなるのでは?」

「私は薬を飲まない主義です」

という方もいらっしゃいます。

まず最初にお伝えしたいのは、

「降圧薬を一度飲み始めたら、必ず一生飲み続ける」というのは正しくありません。

条件が整えば、薬を減らしたり、中止したりできる方もいます。

でも私は、もう一歩違うところから考えてほしいと思っています。


そもそも、何のために血圧を下げるのでしょうか?

血圧を下げる目的は、血圧計に表示される数字をきれいにすることではありません。

大きな目的のひとつは、

血管や臓器を高い圧力から守り、できるだけ長持ちさせることです。

血管には、毎日血液の圧力がかかっています。

その圧力が高い状態が何年、何十年と続けば、血管や心臓、腎臓への負担が積み重なります。

その結果、

  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 心筋梗塞
  • 心不全
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 大動脈瘤
  • 大動脈解離

などにつながる可能性があります。

車なら、傷んだ部品を新品に交換できます。

しかし、人間の血管、心臓、腎臓はそう簡単には交換できません。

一度大きな病気を発症すると、命に関わるだけではなく、その後の生活の質(QOL)が大きく損なわれることがあります。

だから、高血圧は症状がないうちから管理する必要があるのです。


降圧薬に「依存」するわけではありません

降圧薬を飲み始めたために、身体が薬なしでは血圧を下げられなくなるわけではありません。

薬をやめると血圧が上がることがあるのは、

薬に依存したからではなく、もともとの高血圧が残っているからです。

ですから、

「薬を飲んだら最後」

という考え方をする必要はありません。

必要な時期には薬を使って血圧を下げる。

生活習慣や体重、年齢、病気の状態が変化したら、その時点でまた薬の量を見直す。

私は、それでよいと思っています。


実は「一生同じ降圧薬を飲み続ける」とは限りません

人間の身体は、年齢とともに変化します。

心臓、血管、腎臓にも加齢による変化が起こります。

高齢になると心不全や慢性腎臓病(CKD)などを抱える方も増え、若い頃と同じ血圧、同じ薬の量が適切とは限らなくなります。

体重が減ったり、食事量が変わったり、別の病気が加わったりすることもあります。

その結果、降圧薬を減らしたり、中止したりする必要が生じることもあります。

つまり、

「50歳で降圧薬を始めたら、90歳まで同じ薬を同じ量で飲み続ける」

という話ではありません。

私はむしろ、

一生降圧薬を飲めるくらい元気でいられるなら、それは決して悪いことではない

と思っています。


降圧薬は「将来の自分への投資」だと、私は考えています

これは私個人の考え方ですが、

もし私自身に治療が必要な高血圧があれば、私は降圧薬の内服を受け入れます。

理由は単純です。

将来の脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎臓病などのリスクを少しでも下げたいからです。

毎日薬を飲むことには、多少の手間があります。

薬には副作用の可能性もあります。

費用もかかります。

それでも、それによって将来の大きな病気のリスクを下げられるのであれば、私はその選択をします。

私にとって降圧薬は、

「将来の自分への投資」

です。

そして、

「人生のリスクマネジメント」

でもあります。


「薬を飲まない」という選択にも、リスクがあります

ここは、とても大切です。

薬には副作用がある。

だから薬を飲みたくない。

これは理解できます。

しかし、

「薬を飲まない」という選択が、リスクゼロというわけではありません。

治療が必要な高血圧をそのままにすることにも、将来の脳卒中、心臓病、腎臓病などのリスクがあります。

つまり比較するべきなのは、

「薬を飲む」か「薬を飲まない」か、

だけではありません。

薬を飲むことによるリスクと、治療しないことによるリスク。

この両方です。


今は「医師に言われたから薬を飲む」時代ではありません

昔の医療であれば、

「何を言っているんですか。血圧が高いんだから、ちゃんと薬を飲みなさい!」

と医師が強く治療を勧めることも多かったと思います。

今は、患者さん本人の意思を尊重して治療方針を決める時代です。

「薬を飲みたくない」

という意思も尊重されます。

もちろん、それ自体はとても大切なことです。

一方で私は、

ある意味では、とても厳しい時代になった

とも感じています。

医師が一方的に治療を決めるのではなく、自分自身で説明を聞き、自分自身で判断する。

そして、その選択の結果を最も大きく受けるのは、将来の自分自身だからです。


「薬を飲まない主義」だけで決めてしまわないでください

「私はできるだけ薬を飲まない主義なんです」

というお話も、診察室ではよく聞きます。

その考え方を否定するつもりはありません。

しかし、治療が必要かどうかは「主義」ではなく、できれば医学的なリスクを見て判断してほしいと思います。

血圧はいくつなのか。

家庭血圧はどうなのか。

年齢は。

糖尿病は。

腎機能は。

コレステロールは。

喫煙は。

心臓病や脳卒中の既往は。

こうした条件によって、同じ血圧でも将来のリスクは大きく異なります。

医師の仕事は、

「とにかく薬を飲ませること」

ではありません。

その方にどの程度のリスクがあり、治療によって何を減らせる可能性があるのかを説明することです。

その情報を知ったうえで、最終的にどうするかを一緒に考えます。


生活習慣の改善で、薬を減らせることもあります

もちろん、血圧を下げる方法は薬だけではありません。

  • 減塩する
  • 体重を減らす
  • 適度に運動する
  • 飲酒量を見直す
  • 禁煙する
  • 睡眠を改善する

こうした生活習慣の改善で、血圧が大きく下がる方もいます。

特に肥満のある方では、減量によって降圧薬を減らせることもあります。

ですから当院では、

「薬か、生活習慣か」ではなく、両方を使って将来のリスクを下げる

という考え方を大切にしています。


2025年から、血圧管理の目標も変わっています

日本高血圧学会の「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、一般的な降圧目標として、

診察室血圧:130/80mmHg未満

家庭血圧:125/75mmHg未満

が示されています。

もちろん、やみくもに血圧を下げればよいわけではありません。

年齢、体調、合併症、立ちくらみなどを確認しながら、一人ひとりに合わせて調整します。

重要なのは、

「症状がないから高い血圧を放置してよい」ということではない

ということです。


まず、本当に高血圧なのかを確認しましょう

一方で、健診で一度血圧が高かっただけで、全員がすぐ薬を飲む必要があるわけではありません。

病院や健診では緊張によって血圧が上がる「白衣高血圧」もあります。

そのため当院では、診察室の血圧だけではなく、家庭血圧を重視しています。

本当に高血圧なのか。

生活習慣の改善で経過をみられるのか。

薬を始めた方がよい段階なのか。

他に心血管リスクはないのか。

そこまで確認して、治療方針を考えます。


血圧の薬を一生飲むかどうかは、今日決めなくてよいのです

「薬を飲み始めたら一生だから……」

と考えて、治療そのものから逃げる必要はありません。

今日必要なら、今日治療する。

将来、体重や生活習慣、家庭血圧、身体の状態が変われば、そのときにまた治療を見直す。

それでよいのです。

ただし、血圧が下がったからといって、自己判断で薬を中止することはおすすめしません。

薬が効いているために血圧が正常になっている可能性があるからです。

減量や中止についても、家庭血圧を見ながら医師と相談してください。


高血圧治療は、将来の自分を守るためのリスクマネジメントです

私は、高血圧治療を

「薬を飲むための治療」

だとは考えていません。

目標は、

10年後、20年後もできるだけ元気に生活できる身体を守ること。

そのために、薬が必要なら使う。

生活習慣を改善する。

減らせる状況になれば減らす。

必要がなくなれば中止を検討する。

大切なのは、

薬を飲むことを怖がることでも、薬を飲まないことにこだわることでもありません。

正しい情報を知り、

「薬を飲むリスク」と「治療しないリスク」の両方を比較して、

自分自身で冷静に選択することです。

「血圧の薬を始めるべきか迷っている」

「できれば薬を飲みたくないので相談したい」

「今飲んでいる薬を減らせないか知りたい」

という方も、家庭血圧の記録や健診結果をご持参のうえ、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

降圧薬は、今日の数字を下げるためだけの薬ではありません。将来の自分を守るための選択肢のひとつです。

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夏でもインフルエンザA型に注意|新型コロナ感染も増えています

臨時のお知らせ

夏でもインフルエンザA型に注意|新型コロナ感染も増えています

今週、当院で感染者が目立ってきました

今週に入り、当院では新型コロナウイルス感染症と診断される方が増えてきました。

それに加えて、少し意外なことに、インフルエンザA型と診断される方も目立っています。

インフルエンザは、寒く乾燥する年末年始ごろに大きく流行するイメージがあります。

確かに、夏はインフルエンザの流行が少ない時期です。

しかし、夏だからインフルエンザに感染しないわけではありません。

「この時期だから、ただの夏風邪だろう」

と決めつけず、発熱や強い倦怠感などがある場合には注意が必要です。


夏でもインフルエンザは発生します

インフルエンザは、一般的には冬に流行する感染症です。

一方で、海外との往来、人が集まる場所、冷房を使用した換気の少ない室内など、さまざまな条件が重なることで、夏にも感染することがあります。

また、今年のように非常に暑い時期には、

  • 熱中症
  • 夏風邪
  • 新型コロナウイルス感染症
  • インフルエンザ
  • 咽頭炎や扁桃炎
  • その他の感染症

などが、よく似た症状で始まることがあります。

季節だけで病気を判断することはできません。


新型コロナとインフルエンザは、症状だけでは区別できません

新型コロナウイルス感染症とインフルエンザでは、次のような症状がみられます。

  • 発熱
  • のどの痛み
  • 鼻水
  • 頭痛
  • 関節痛や筋肉痛
  • 強いだるさ
  • 食欲の低下

症状だけを見て、

「これは新型コロナだ」

「インフルエンザではなさそうだ」

と正確に区別することは困難です。

今週、当院で確認されたインフルエンザはA型です。

夏の発熱であっても、症状や周囲の感染状況によっては、新型コロナとインフルエンザの両方を考えて検査する必要があります。


当院では2種類の新型コロナ検査をご用意しています

当院では、新型コロナウイルスの検査として、次の2種類をご用意しています。

NEAR法による迅速核酸増幅検査

NEAR法は、正式には「等温核酸増幅法」と呼ばれ、ウイルスの遺伝子を増幅して調べる検査です。

PCR検査と同じ核酸増幅検査の仲間ですが、温度を変化させずに遺伝子を増幅するため、比較的短時間で結果を確認できます。

一般の方には「迅速型PCR」と説明されることもありますが、厳密にはPCR法とは異なる仕組みです。

抗原検査と比べて、ウイルス量が比較的少ない段階でも検出が期待できることが特徴です。

新型コロナ抗原検査

ウイルスに含まれるたんぱく質を検出する迅速検査です。

短時間で結果が分かりますが、発症直後など、まだウイルス量が少ない時期には陰性となることがあります。

症状が始まった時期や周囲の感染状況などを確認し、適切な検査方法をご案内します。

当院では、インフルエンザの抗原検査にも対応しています。


検査が早すぎると、感染していても陰性になることがあります

新型コロナやインフルエンザに感染していても、発症直後はウイルス量が十分に増えておらず、検査で陰性になることがあります。

そのため、検査結果が陰性でも、

  • 発熱が続いている
  • 咳やのどの痛みが強くなっている
  • 周囲に感染者がいる
  • 強い倦怠感や関節痛がある

といった場合には、経過をみながら再検査が必要になることがあります。

検査結果だけではなく、症状、発症からの時間、診察所見を合わせて判断することが大切です。


「熱中症だろう」と思い込まないでください

暑い時期の発熱、頭痛、だるさ、食欲低下は、熱中症でも感染症でも起こります。

もちろん、気温の高い屋外で長時間過ごした場合や、大量に汗をかいたあとであれば、熱中症を考える必要があります。

しかし、

  • のどが痛い
  • 咳や鼻水がある
  • 家族や職場に同じ症状の人がいる
  • 冷房の効いた室内にいたのに発熱した
  • 水分をとっても症状が改善しない

という場合には、新型コロナやインフルエンザなどの感染症も考える必要があります。


このような症状がある場合は、早めにご相談ください

次のような症状がある方は、早めの受診をご検討ください。

  • 高熱が続いている
  • 水分を十分にとれない
  • 強いだるさで動けない
  • 咳や息苦しさが強い
  • 胸が痛い、胸が苦しい
  • 嘔吐を繰り返している
  • 基礎疾患がある
  • 高齢者、妊娠中、または免疫力が低下している
  • 周囲に新型コロナやインフルエンザの感染者がいる

呼吸が苦しい、意識がもうろうとしている、呼びかけへの反応が悪いなどの症状がある場合は、通常の外来受診ではなく、救急車を要請してください。


検査をご希望の方は当院へご相談ください

夏だからといって、新型コロナやインフルエンザを除外することはできません。

特に今週は、当院の診療現場で新型コロナウイルス感染症とインフルエンザA型が目立っています。

発熱、のどの痛み、咳、強いだるさなどがあり、検査をご希望の方は当院へご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

夏の発熱を「ただの夏風邪」と決めつけず、必要に応じてきちんと調べましょう。

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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健診シリーズ④ 健診で尿酸値が高いと言われた方へ|痛風がなくても放置してよいのでしょうか?

健診シリーズ④

健診で尿酸値が高いと言われた方へ|痛風がなくても放置してよいのでしょうか?

「痛風になったことがないから大丈夫」と思っていませんか?

健康診断で、

「尿酸値が高い」

「高尿酸血症の疑い」

「生活習慣の改善が必要」

と指摘されていませんか?

尿酸値が高いと聞くと、

「痛風にならなければ問題ない」

「足の親指が痛くないから大丈夫」

「ビールとプリン体を控えればよい」

と考える方も少なくありません。

しかし、高尿酸血症は痛風だけの問題ではありません。

尿路結石や腎機能障害の原因となるほか、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満などを合併していることも多く、心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントとも関連します。

さらに、プリン体については、一般に持たれているイメージと実際が大きく異なる食品もあります。


尿酸値はいくつから高いのでしょうか?

血清尿酸値が、男女ともに7.0mg/dLを超える場合、高尿酸血症と診断されます。

尿酸は血液中に溶けていますが、7.0mg/dLを超えると結晶になりやすくなります。

この尿酸塩の結晶が関節にたまり、強い炎症を起こした状態が痛風発作です。

ただし、尿酸値が7.0mg/dLを少し超えただけで、全員がすぐに痛風を起こすわけではありません。

一方で、高い状態が長く続くほど、体内に尿酸塩の結晶が蓄積しやすくなります。

一度の数値だけでなく、

  • どの程度高いのか
  • いつから高いのか
  • 年々上がっているのか
  • 腎機能に問題がないか
  • 痛風発作や尿路結石の既往があるか

を確認する必要があります。


痛風発作は、実は夏にも多くみられます

痛風発作は、足が冷える冬に多いように思うかもしれません。

確かに、尿酸塩は温度が低いほど溶けにくくなります。そのため、体温の低い足の親指などに結晶がたまりやすくなります。

一方、実際の痛風発作は、夏に多いとする研究が複数あります。

夏は大量の発汗によって脱水になりやすく、腎臓からの尿酸排泄が低下します。血液や尿が濃縮されることも、痛風発作の誘因になると考えられます。

さらに夏には、

  • ビールなどの飲酒量が増える
  • バーベキューで肉類を多く食べる
  • 激しい運動で大量に汗をかく
  • サウナ後に水分を取らず飲酒する
  • 甘い清涼飲料水を多く飲む

といった条件も重なりやすくなります。

冬の「局所の冷え」だけでなく、夏の「全身の水分不足」にも注意が必要です。


痛風発作は、足の親指だけではありません

典型的な痛風発作では、足の親指の付け根が突然赤く腫れ、非常に強い痛みが起こります。

しかし、痛風発作が起こるのは足の親指だけではありません。

  • 足首
  • 足の甲
  • アキレス腱周囲
  • 手首

などに起こることもあります。

夜間から明け方に突然始まり、数時間で急激に悪化することがあります。

痛風発作を何度も繰り返すと、関節内や皮下に尿酸塩の結晶が蓄積し、痛風結節や関節の変形につながることもあります。


高尿酸血症は、痛風だけの問題ではありません

高尿酸血症は、

  • 痛風発作
  • 尿路結石
  • 腎機能障害

などの原因になります。

また、高尿酸血症の方では、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、慢性腎臓病などを合併していることが少なくありません。

高尿酸血症の方では、心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントが多いことも報告されています。

ただし、尿酸そのものが直接の原因なのか、高血圧、肥満、糖尿病、腎機能低下などを伴いやすいためなのかは、完全には分かっていません。

そのため、尿酸値は痛風の指標であると同時に、全身の生活習慣病や心血管リスクを見直すきっかけにもなります。

尿酸値だけを下げれば、すべて解決するという問題ではありません。


お酒を飲まなくても、甘い飲み物でリスクは上がります

「私はお酒を飲まないから、尿酸は大丈夫」

とは限りません。

砂糖や果糖を多く含む、

  • 清涼飲料水
  • 加糖ジュース
  • エナジードリンク
  • 甘い炭酸飲料

などは、尿酸値や痛風発症リスクを上げる可能性があります。

これらの飲み物には、プリン体がほとんど含まれていません。

しかし、果糖が体内で代謝される過程で尿酸が作られます。

つまり、プリン体が入っていなくても、尿酸値を上げる飲み物があります。

ただし、無糖飲料や人工甘味料を使用した飲料まで、すべて同じようにリスクが上がるわけではありません。

主に注意が必要なのは、果糖を含む加糖飲料です。


日本人は「尿酸を作りすぎる」より「うまく排泄できない」方が多い

高尿酸血症には、

  • 尿酸が多く作られるタイプ
  • 尿酸を十分に排泄できないタイプ
  • 両方が組み合わさったタイプ

があります。

日本人では、尿酸排泄低下型が約60%を占めるとする報告があります。

そのため、プリン体の多い食品を控えることには意味がありますが、食事だけですべて解決するとは限りません。

尿酸値には、

  • 体質や遺伝
  • 腎機能
  • 肥満
  • インスリン抵抗性
  • 飲酒
  • 果糖の摂取
  • 脱水
  • 服用中のお薬

なども影響します。

「プリン体だけを避ければよい」と考えず、原因を総合的に見直すことが大切です。


痛風に危ないのは、イクラよりサラダチキン?

プリン体の多い食品を並べてみると、焼き鳥屋さんや海鮮居酒屋さんのメニューに似ていることに気づきます。

一般的な一食分に含まれるプリン体量の目安は、次のとおりです。

焼き鳥屋さんでよく見る食品

  • 鶏レバー:約250mg
  • 豚レバー:約228mg
  • 牛レバー:約176mg
  • 牛ハツ:約148mg
  • 鶏ささみ:約123mg
  • 鶏むね肉:約113mg
  • 鶏手羽:約110mg
  • 鶏ハツ:約100mg

レバーやハツにプリン体が多いことは、何となく想像できるかもしれません。

意外なのは、鶏ささみや鶏むね肉です。

鶏ささみは低脂肪・高たんぱくで、非常にヘルシーな食品というイメージがあります。

確かに、減量や脂質制限という面では優れた食品です。

しかし、プリン体という視点では決して少なくありません。

「体によいから」と、サラダチキンや鶏ささみを毎日大量に食べている方は、尿酸値にも注意が必要です。


海鮮居酒屋では、イクラより干物やカツオに注意

海鮮居酒屋さんでよく見る食品では、一般的な一食分に次の程度のプリン体が含まれます。

  • さんまの干物:約188mg
  • カツオ:約169mg
  • さんま:約155mg
  • マアジの干物:約148mg
  • マグロ:約126mg
  • マダイ:約80mg
  • ホタテ:約46mg
  • イクラ:約0.7mg

干物やカツオ、マグロには、比較的多くのプリン体が含まれています。

一方、意外に少ないのがイクラです。

イクラは、

「魚卵だからプリン体が多い」

「痛風には完全にNG」

というイメージを持たれがちですが、実際のプリン体量は非常に少ない食品です。

プリン体は、細胞一つひとつに含まれる核酸に由来します。

イクラは一粒が一つの大きな細胞です。そのため、同じ重量で比較すると細胞の数が少なく、プリン体量も少なくなります。

「魚卵だから、すべてプリン体が多い」というわけではありません。

ただし、イクラは塩分が多い食品です。

プリン体が少ないから、いくらでも食べてよいという意味ではありません。

「ヘルシーそうだから、いくら食べても大丈夫」

「魚卵だから、絶対に食べてはいけない」

と、食品のイメージだけで判断しないことが大切です。


「第3のビールだからプリン体が少ない」は間違いです

ビール、発泡酒、いわゆる第3のビールでは、どれが最もプリン体が少ないのでしょうか?

公表値や測定値の一例を、100mL当たりで比べてみます。

ビール

  • ヱビス:約12.0mg
  • サッポロクラシック:約11.0mg
  • モルツ:約9.0mg
  • 一番搾り:約8.6mg
  • サッポロ黒ラベル:約7.5mg
  • スーパードライ:約6.0mg

麦芽を多く使用したコクのあるビールでは、プリン体も多くなる傾向があります。

ただし、同じビールでも商品による差があり、今回の例では、ヱビスとスーパードライで約2倍の違いがあります。

発泡酒

  • 淡麗:約3.4mg
  • 本生ドラフト:約3.2mg
  • 円熟:約3.1mg

これらの発泡酒は、一般的なビールと比べてプリン体が少なめです。

いわゆる第3のビール

  • 麦とホップ:約10.0mg
  • 一番麦:約6.5mg
  • 金麦:約3.3mg

ここで意外なのが、いわゆる第3のビールです。

「安価な第3のビールなら、麦芽が少なく、プリン体も少ないだろう」と思われがちです。

しかし、商品による差が非常に大きくなっています。

麦とホップのプリン体量は約10.0mgで、一部のビールとほぼ変わりません。

一方、金麦は約3.3mgで、発泡酒に近い数値です。

つまり、ビール、発泡酒、第3のビールという分類だけでは、プリン体量を判断できません。

商品ごとの成分表示を確認する必要があります。

※数値は100mL当たりの公表値・測定値の一例です。商品のリニューアルや製造時期によって変わることがあります。


350mL缶では、表示値の3.5倍です

100mL当たりの数値だけを見ると、それほど多くないように感じるかもしれません。

しかし、350mL缶を1本飲めば3.5倍、500mL缶なら5倍です。

例えば、

  • ヱビス350mL:約42mg
  • スーパードライ350mL:約21mg
  • 麦とホップ350mL:約35mg
  • 金麦350mL:約12mg

となります。

さらに、お酒の席ではビールだけでなく、焼き鳥、レバー、カツオ、干物など、プリン体の多い料理も一緒に食べます。

焼き鳥屋さんや海鮮居酒屋さんでは、

プリン体の多いお酒
+プリン体の多い料理
+アルコールによる尿酸排泄低下
+脱水

が同時に重なります。

問題は、ビールに含まれるプリン体だけではありません。


プリン体ゼロのお酒なら、たくさん飲んでも大丈夫?

そうではありません。

プリン体ゼロやプリン体の少ない商品でも、アルコールそのものが、

  • 体内での尿酸産生を増やす
  • 腎臓からの尿酸排泄を妨げる
  • 利尿によって脱水を招く
  • 食欲を刺激して食べ過ぎにつながる

といった影響を及ぼします。

「プリン体の少ない商品に変えたから安心」ではなく、最終的には飲酒量そのものを見直すことが重要です。


受診すると、すぐ薬が必要なのでしょうか?

尿酸値が7.0mg/dLを超えているからといって、全員がすぐに薬を飲むわけではありません。

治療方針は、

  • 尿酸値の高さ
  • 痛風発作の有無
  • 痛風結節の有無
  • 尿路結石の既往
  • 腎機能
  • 高血圧や糖尿病などの合併
  • 服用中のお薬
  • 生活習慣改善後の経過

などを総合して判断します。

軽度の高尿酸血症で、痛風発作や合併症がない場合には、まず飲酒、食事、体重、水分摂取などを見直しながら経過をみることがあります。

一方で、

  • 痛風発作を起こしたことがある
  • 尿酸値が非常に高い
  • 痛風発作を繰り返している
  • 痛風結節がある
  • 尿路結石がある
  • 腎機能が低下している

という場合には、薬による治療を検討します。

尿酸値だけを見て一律に決めるのではなく、その方の将来のリスクに合わせて判断することが大切です。


当院では、尿酸値だけでなく生活習慣病をまとめて確認します

健診で尿酸値が高いと言われた方には、健診結果の経年変化を確認し、必要に応じて、

  • 尿酸値の再検査
  • 腎機能
  • 尿検査
  • 血圧
  • 血糖値・HbA1c
  • LDLコレステロール・中性脂肪
  • 肝機能
  • 服用中のお薬

などを確認します。

高尿酸血症だけを単独で見るのではなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝、肥満などを含めて総合的に評価します。

生活習慣の改善で様子をみるのか、薬が必要なのかを、一人ひとりに合わせて判断します。


健診結果を受け取ったら、まず当院へ

尿酸値が高くても、痛風発作が起こるまでは自覚症状がほとんどありません。

しかし、痛みがないことと、放置してよいことは同じではありません。

「尿酸値が少し高いだけなので大丈夫だと思っていた」

「薬が必要なのか知りたい」

「お酒をどこまで減らせばよいのか分からない」

「腎機能やほかの生活習慣病も心配」

という方は、健診結果をご持参のうえご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

健診で尿酸値が高いと言われたら、痛風が起こる前に一度確認しましょう。

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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症状シリーズ③ 動悸がする・脈が飛ぶのは不整脈?|急に心臓がドキドキするとき

症状シリーズ③

動悸がする・脈が飛ぶのは不整脈?|急に心臓がドキドキするとき

「急に心臓がドキドキする」と感じていませんか?

「急に心臓がドキドキする」

「脈が飛ぶ感じがする」

「心臓が一瞬止まったように感じる」

「脈が速い、または不規則に感じる」

このような症状を、一般に「動悸」と呼びます。

動悸があると、

「心臓に重大な病気があるのではないか」

「このまま心臓が止まるのではないか」

と不安になる方も少なくありません。

しかし、動悸があるからといって、必ずしも危険な不整脈とは限りません。

睡眠不足、疲労、ストレス、発熱、脱水、カフェイン、飲酒などによって、健康な方にも動悸が起こることがあります。

一方で、心房細動など、治療や詳しい検査が必要な不整脈が隠れている場合もあります。

大切なのは、症状だけで必要以上に怖がるのではなく、動悸が起きているときの脈を確認することです。


動悸の感じ方は、人によって異なります

「動悸」という言葉から、速い脈だけを想像する方も多いと思います。

しかし、実際の感じ方はさまざまです。

  • 心臓が強く打つ
  • ドキドキ、バクバクする
  • 脈が一回抜ける
  • 胸が一瞬詰まる
  • 心臓がひっくり返るように感じる
  • 脈が速くなったり遅くなったりする
  • 脈がバラバラに感じる
  • 首やのどの辺りまで拍動を感じる

動悸の表現だけで、原因となる不整脈を特定することはできません。

症状が始まった状況、持続時間、脈の速さや規則性、ほかの症状の有無を確認することが大切です。


「脈が飛ぶ」のは、期外収縮かもしれません

「脈が一回抜ける」

「心臓が一瞬止まる」

「ドンと強く打つ」

という症状は、期外収縮によって起きていることがあります。

期外収縮とは、本来のリズムより早いタイミングで余分な拍動が入る不整脈です。

早く打った直後に少し間が空き、その次の拍動を強く感じるため、「脈が飛んだ」「心臓が止まった」と感じることがあります。

期外収縮は健康な方にも見られ、少数であれば治療を必要としないことも少なくありません。

ただし、

  • 回数が多い
  • 長時間続く
  • 運動すると増える
  • めまいや息切れを伴う
  • 心臓病の既往がある

という場合には、詳しい評価が必要です。


脈が突然速くなる場合に考えられること

突然、脈が速くなり、しばらくして急に元へ戻る場合には、発作性上室性頻拍などの不整脈が考えられます。

一方、徐々に脈が速くなり、休むと徐々に戻る場合には、

  • 運動
  • 緊張や不安
  • 発熱
  • 脱水
  • 貧血
  • 甲状腺機能亢進症
  • 睡眠不足
  • カフェイン
  • 飲酒

などが関係していることがあります。

「脈が速い=すべて同じ不整脈」ではありません。

どのように始まり、どのように治まったかが、原因を考える重要な手掛かりになります。


脈がバラバラに感じるときは?

脈が不規則で、速さもバラバラに感じる場合には、心房細動などの可能性があります。

心房細動は、動悸を強く感じる方もいれば、まったく症状がない方もいます。

心房細動が続くと、心臓の中に血栓ができ、脳梗塞につながることがあります。

ただし、脈が不規則に感じる原因は心房細動だけではありません。

期外収縮が続いている場合なども、脈がバラバラに感じられます。

自分の感覚だけで判断せず、心電図で確認することが必要です。


動悸の原因は、心臓だけとは限りません

動悸は、不整脈以外の原因でも起こります。

例えば、

  • 貧血
  • 甲状腺の病気
  • 発熱
  • 脱水
  • 低血糖
  • 更年期
  • 睡眠不足
  • 疲労
  • 強い不安や緊張
  • カフェインやエナジードリンク
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 一部の薬

などです。

そのため、心電図が正常でも、症状や診察結果に応じて血液検査などが必要になることがあります。


健診の心電図が正常でも、不整脈を否定できません

通常の12誘導心電図で記録できるのは、短い時間だけです。

診察時に動悸が治まっていれば、その瞬間の心電図は正常になることがあります。

そのため、

「健診の心電図が正常だった」

「以前、病院で心電図を撮ったけれど異常なしだった」

というだけでは、発作性の不整脈を完全に否定できません。

症状を繰り返す場合には、24時間心電図など、長時間記録する検査が必要になることがあります。


動悸が起きたときに確認していただきたいこと

可能であれば、動悸が起きたときに次の点を確認してください。

  • 何をしているときに始まったか
  • 急に始まったか、徐々に始まったか
  • 何分くらい続いたか
  • 脈は速いか、遅いか
  • 規則的か、バラバラか
  • 胸痛、息切れ、めまいを伴ったか
  • どのように治まったか
  • カフェインや飲酒との関係があるか

スマートウォッチや携帯型心電計で記録できた場合は、受診時にお見せください。

ただし、機器の表示だけで自己診断するのではなく、記録を医師と一緒に確認することが大切です。


このような動悸は、すぐに救急車を呼んでください

動悸に加えて、次のような症状がある場合には、当院への来院を待たず、119番へ連絡してください。

  • 意識を失った、または意識が遠のいた
  • 強い胸の痛みや圧迫感がある
  • 胸が苦しい
  • 強い息苦しさがある
  • 冷や汗や顔面蒼白を伴う
  • 会話ができないほど苦しい
  • 片側の手足が動かしにくい
  • ろれつが回らない
  • 動悸が長く続き、状態が悪化している

ご自身で車を運転して受診することは避けてください。


救急車を呼ぶほどではなくても、ご相談ください

症状が治まっていても、

  • 動悸を繰り返す
  • 脈が飛ぶ回数が増えてきた
  • 以前より発作が長くなった
  • 運動時に動悸が起こる
  • 息切れやめまいを伴う
  • 健診で心電図異常を指摘された
  • 心臓病や甲状腺疾患の既往がある
  • ご家族に突然死をした方がいる

という場合には、一度確認することをおすすめします。

「診察時には治っているから行っても意味がない」と考える必要はありません。

症状の経過や脈の記録から、必要な検査を検討できます。


当院では、心臓以外の原因も含めて確認します

当院では、

  • 動悸の始まり方と治まり方
  • 持続時間と頻度
  • 脈の速さや規則性
  • 胸痛、息切れ、めまい、失神の有無
  • 服用中の薬
  • カフェインや飲酒
  • 心臓病や甲状腺疾患の既往

などを確認します。

必要に応じて、

  • 血圧・脈拍・酸素飽和度の測定
  • 12誘導心電図
  • 血液検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 心エコー検査
  • 長時間心電図の手配
  • 循環器専門医療機関への紹介

などを行います。

心臓だけでなく、貧血や甲状腺の病気なども含めて、動悸の原因を総合的に考えます。


動悸や脈の乱れは、当院へご相談ください

動悸があるからといって、必ずしも危険な不整脈とは限りません。

しかし、症状だけで安全かどうかを判断することは困難です。

「心臓がドキドキする」

「脈が飛ぶ」

「脈が速い、バラバラに感じる」

「何科を受診すればよいか分からない」

という方も、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

 

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季節の症状シリーズ① 「熱中症かな?」と思ったとき|頭痛・吐き気・だるさに隠れる別の病気

季節の症状シリーズ①

「熱中症かな?」と思ったとき|頭痛・吐き気・だるさに隠れる別の病気

暑い日の体調不良を、すべて熱中症だと思っていませんか?

暑い日に、

「頭が痛い」

「吐き気がする」

「体がだるい」

「めまいがする」

「食欲がない」

といった症状が出ると、多くの方がまず熱中症を疑うと思います。

もちろん、夏の暑い時期には熱中症を考える必要があります。

しかし、頭痛や吐き気、倦怠感は、熱中症だけにみられる症状ではありません。

感染症、脳の病気、心臓の病気、低血糖、甲状腺の病気などが隠れていることもあります。

「暑いから熱中症だろう」と決めつけず、経過やほかの症状も含めて判断することが大切です。


熱中症では、どのような症状が出るのでしょうか?

熱中症では、次のような症状がみられます。

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 大量の発汗
  • 筋肉痛
  • こむら返り
  • 頭痛
  • 吐き気、嘔吐
  • 強いだるさ
  • 力が入らない
  • 体温の上昇
  • 意識がもうろうとする
  • けいれん
  • まっすぐ歩けない

軽い症状から始まり、次第に重症化することもあります。

また、炎天下で運動したときだけでなく、エアコンを使用していない室内や、夜間の寝室でも熱中症は起こります。

特に、高齢の方、乳幼児、持病のある方、体調を崩している方は注意が必要です。


まず、涼しい場所へ移動してください

熱中症が疑われる場合には、まず暑い場所から離れましょう。

  • エアコンの効いた室内へ移動する
  • 衣服をゆるめる
  • 首、脇の下、足の付け根などを冷やす
  • 安静にする
  • 飲める状態なら水分を少しずつ補給する

汗を大量にかいている場合には、水だけでなく、塩分を含む経口補水液などが適しています。

ただし、経口補水液を健康飲料のように大量に飲む必要はありません。

心臓病や腎臓病などで水分・塩分制限を受けている方は、主治医の指示を優先してください。


このような場合は、すぐに119番してください

次のような状態では、クリニックへ自力で来院するのではなく、救急車を要請してください。

  • 呼びかけへの反応がおかしい
  • 意識がない、またはもうろうとしている
  • 自力で水分を飲めない
  • けいれんしている
  • まっすぐ歩けない
  • 手足をうまく動かせない
  • 高体温が続いている
  • 激しい嘔吐を繰り返している
  • 呼吸が苦しい
  • 胸が痛い、胸が苦しい
  • 急に激しい頭痛が始まった

意識がはっきりしない方に、無理に水分を飲ませてはいけません。誤嚥する危険があります。

速やかに119番し、救急車を待つ間も体を冷やしてください。


水分を取っても改善しないなら、熱中症以外も考えます

涼しい場所で休み、水分を補給しても症状が改善しない場合には、医療機関での評価が必要です。

また、

  • 暑い場所にほとんどいなかった
  • 発熱や咳、喉の痛みがある
  • 下痢や腹痛が強い
  • 頭痛が非常に強い
  • 首が硬い
  • 胸痛や動悸がある
  • 手足のしびれや麻痺がある
  • ろれつが回らない
  • 症状が何日も続いている

といった場合には、熱中症以外の病気も考える必要があります。


「熱中症のような症状」が出る病気

新型コロナ・インフルエンザなどの感染症

夏でも、新型コロナやインフルエンザなどの感染症は発生します。

発熱、頭痛、倦怠感、食欲低下だけでは、熱中症との区別が難しいことがあります。

咳、喉の痛み、鼻水、周囲の流行状況なども確認します。

胃腸炎・食中毒

吐き気、嘔吐、下痢、腹痛がある場合には、感染性胃腸炎や食中毒も考えられます。

嘔吐や下痢による脱水が加わると、熱中症と似た状態になることがあります。

脳卒中・くも膜下出血

突然の激しい頭痛、手足の麻痺、言葉が出にくい、ろれつが回らない、意識がおかしいといった症状は、脳卒中の可能性があります。

暑い日に発症しても、「熱中症だろう」と考えてはいけません。

心筋梗塞・不整脈

心筋梗塞や不整脈でも、冷や汗、吐き気、だるさ、めまいなどがみられます。

胸が痛い、胸が苦しい、胸が重い、胸が締め付けられる、胸が圧迫される場合は、心臓の病気も考える必要があります。

低血糖

糖尿病のお薬やインスリンを使用している方では、食事量の低下などによって低血糖が起こることがあります。

冷や汗、ふらつき、動悸、強い空腹感、意識の異常などがみられます。

甲状腺の病気

甲状腺ホルモンが過剰になると、発熱、発汗、動悸、倦怠感など、熱中症に似た症状が出ることがあります。

前頸部の痛みを伴う場合には、亜急性甲状腺炎なども考えます。


点滴をすれば、それで終わりではありません

脱水がある場合には、点滴が有効なことがあります。

しかし、点滴は体調不良の原因を診断するものではありません。

「熱中症だと思うので、点滴だけしてください」

と希望される方もいらっしゃいますが、症状の原因によって必要な治療は異なります。

感染症、脳卒中、心筋梗塞、低血糖などであれば、水分を補うだけでは不十分です。

当院では、まず医師が診察し、必要に応じて、

  • 体温・血圧・脈拍の測定
  • 酸素飽和度の測定
  • 血糖測定
  • 血液検査
  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 感染症の迅速検査

などを行い、症状の原因と重症度を判断します。

状態によっては点滴を行い、緊急性が高い場合には救急搬送や専門医療機関への紹介を手配します。


「熱中症だろう」と自己判断せず、ご相談ください

軽い熱中症であれば、涼しい場所で休み、水分と塩分を補うことで改善することがあります。

一方で、

「休んでもよくならない」

「水分を飲めない」

「頭痛や吐き気が強い」

「いつもの熱中症とは違う気がする」

という場合には、別の病気が隠れている可能性があります。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

熱中症かどうか分からない体調不良も、総合的に診察します。

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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症状シリーズ③ 胸が痛いとき、救急車?クリニック?|胸が苦しい・重い・締め付けられるとき

症状シリーズ③

胸が痛いとき、救急車?クリニック?|胸が苦しい・重い・締め付けられるとき

「この胸の痛み、救急車を呼ぶほど?」と迷っていませんか?

突然、胸が痛くなったとき、

「救急車を呼ぶほどではないかもしれない」

「大げさだと思われたくない」

「もう少し様子を見れば治るかもしれない」

と迷う方は少なくありません。

胸の症状も、人によって表現が異なります。

「胸が痛い」

「胸が苦しい」

「胸が重い」

「胸が締め付けられる」

「胸が圧迫される」

これらは、すべて胸痛診療で重要な訴えです。

胸の痛みには、筋肉痛や肋間神経痛など比較的心配の少ない原因もあります。一方で、心筋梗塞や大動脈解離など、一刻も早い治療が必要な病気が隠れていることもあります。

大切なのは、痛みを我慢することではなく、緊急性を正しく判断することです。


このような胸痛は、迷わず119番してください

次のような症状がある場合は、クリニックへ歩いて来たり、自分で車を運転したりせず、救急車を要請してください。

  • 突然、強い胸の痛みが始まった
  • 胸が強く締め付けられる、押しつぶされる感じがする
  • 胸の圧迫感や重苦しさが数分以上続いている
  • 痛みが次第に強くなっている
  • 息が苦しい、呼吸がしにくい
  • 冷や汗が出る
  • 顔色が悪い
  • 吐き気や嘔吐を伴う
  • 意識が遠のく、失神した
  • 痛みが肩、腕、顎、歯、背中、みぞおちへ広がる
  • 胸から背中へ突き抜けるような激痛がある

このような症状は、心筋梗塞、急性大動脈解離、肺血栓塞栓症、緊張性気胸など、命に関わる病気でみられることがあります。

「もう少し待てば治るかもしれない」と様子を見ず、119番してください。


痛みが治まっても、安心とは限りません

狭心症の胸痛は、安静にすると数分で軽くなることがあります。

心筋梗塞でも、痛みの強さが途中で変化したり、一時的に軽くなったりする場合があります。

そのため、

「さっきは痛かったけれど、今は少し楽になった」

というだけでは、危険な病気を否定できません。

胸の圧迫感や締め付けが繰り返される場合や、歩行・階段・運動によって症状が出る場合は、早めの診察が必要です。


心筋梗塞は、必ず「激痛」とは限りません

心筋梗塞というと、胸を押さえて倒れるような激しい痛みを想像する方が多いと思います。

しかし、実際の症状はさまざまです。

  • 胸が重い
  • 胸が詰まる
  • 胸が焼けるように感じる
  • 息苦しい
  • みぞおちが痛い
  • 肩や背中が痛い
  • 吐き気がする
  • 何となく体調がおかしい

という程度のこともあります。

特に、高齢の方、糖尿病のある方、女性では、典型的な胸痛が目立たない場合があります。

痛みの強さだけで自己判断しないことが大切です。


クリニックへ受診できるのは、どのような場合でしょうか?

症状が比較的軽く、現在の状態が安定していて、救急車を呼ぶ目安に当てはまらない場合には、クリニックでご相談いただけます。

例えば、

  • 胸の違和感が繰り返されている
  • 数日前から、ときどき胸が痛む
  • 動いたときだけ胸が痛む
  • 胸を押すと痛みが再現される
  • 深呼吸や体勢によって痛みが変化する
  • 食後や横になったときに胸が焼ける
  • 健診で心電図の異常を指摘された
  • 症状は治まったが、心臓の病気ではないか心配

という場合です。

ただし、胸を押して痛む場合でも、危険な病気を完全に否定できるわけではありません。

ご自身で原因を決めつけず、医療機関で確認しましょう。


胸痛の原因は、心臓だけではありません

胸が痛い、胸が苦しいという症状には、さまざまな原因があります。

心臓の病気

  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 心膜炎
  • 不整脈
  • 心不全

血管の病気

  • 急性大動脈解離
  • 大動脈瘤
  • 肺血栓塞栓症

肺や胸膜の病気

  • 気胸
  • 肺炎
  • 胸膜炎
  • 肺がん

消化器の病気

  • 逆流性食道炎
  • 食道けいれん
  • 胃・十二指腸の病気

筋肉・骨・神経の病気

  • 肋間神経痛
  • 肋軟骨炎
  • 筋肉痛
  • 帯状疹

その他

  • パニック発作
  • 過換気症候群
  • 強い不安やストレス

胸痛では「心電図が正常だから大丈夫」とは限りません。心臓、大動脈、肺、消化器、胸壁などを幅広く考える必要があります。


当院では、胸痛の緊急性を当日評価します

当院では、胸痛のご相談には当日の対応を重視しています。

診察では、

  • 痛みが始まった時刻
  • 痛みの場所や性質
  • 症状が続いた時間
  • 運動との関係
  • 息苦しさや冷や汗の有無
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症の有無
  • 喫煙歴
  • 心臓病や大動脈疾患の既往
  • ご家族の病歴

などを確認します。

そのうえで、必要に応じて、

  • 血圧・脈拍・酸素飽和度の測定
  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 血液検査

などを行います。

緊急性が高いと判断した場合には、速やかに救急搬送や専門医療機関への紹介を手配します。


危険な胸痛を見逃さず、必要以上に怖がらせない

私はこれまで、胸部外科、救急医療、集中治療の現場で、心臓、大動脈、肺の緊急疾患を数多く診療してきました。

胸痛診療で重要なのは、心筋梗塞や大動脈解離などの危険な病気を見逃さないことです。

同時に、検査の結果、筋肉や神経などに由来する心配の少ない胸痛であれば、そのことを分かりやすくお伝えすることも大切です。

危険な胸痛を速やかに見つけること。

心配の少ない胸痛を必要以上に怖がらせないこと。

その両方を意識して診療しています。


判断に迷ったときは

東京都では、救急車を呼ぶべきか迷ったときに、東京消防庁救急相談センター「#7119」へ相談できます。

ただし、強い胸痛、冷や汗、呼吸困難、意識の異常などがある場合は、相談を待たずに119番してください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

胸が痛い、胸が苦しい、胸が重い、胸が締め付けられる、胸が圧迫される――そのような症状を、自己判断だけで放置しないでください。

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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自由診療シリーズ② 飲酒前後のコンディションケア|二日酔い点滴にできること・できないこと

自由診療シリーズ②

飲酒前後のコンディションケア|二日酔い点滴にできること・できないこと

週末や会食が続くと、体調が気になりませんか?

仕事上の会食や歓迎会、送別会など、飲酒を避けにくい場面があります。

そのようなときに、

「飲む前に体調を整えておきたい」

「翌日の仕事にできるだけ影響を残したくない」

「飲酒後の吐き気やだるさがつらい」

「二日酔い点滴を受けてみたい」

と考える方もいらっしゃると思います。

新宿イーストサイドたけうち内科では、飲酒前後の体調管理を目的とした、自由診療の注射・点滴をご用意しています。

ただし、注射や点滴を受ければ、いくら飲んでも大丈夫になるわけではありません。

二日酔い点滴にできることと、できないことを理解したうえで利用することが大切です。


飲酒前に受ける「乾杯前コンディション注射」

乾杯前コンディション注射 3,000円

飲酒前の体調管理を目的とした注射です。

当院のメディカルにんにく注射と同様に、

  • ビタミンB1
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • 強力ネオミノファーゲンC

を組み合わせています。

さらに、飲酒前後のコンディションケアとして、

  • 五苓散
  • 黄連解毒湯

という2種類の漢方薬を、3回分セットにしています。

短時間で受けられるため、仕事帰りや会食前にもご相談いただけます。


五苓散+黄連解毒湯は、飲酒前後の「黄金コンビ」です

このメニューの主役は、注射だけではありません。

セットにしている五苓散と黄連解毒湯の組み合わせも、大きな特徴です。

医師や薬剤師、医薬品卸、製薬会社のMRなど、薬に詳しい人たちの間では、飲酒前後に使われる漢方薬としてよく知られた組み合わせです。

当院では、この2剤を飲酒前後のコンディションケアにおける「黄金コンビ」と考えています。


私自身が、この組み合わせを信頼している理由

実を言うと、私自身も若い頃には、お酒を飲み過ぎて翌日につらい思いをしたことが何度もあります。

そのようなときに先輩医師から教えていただいたのが、

五苓散+黄連解毒湯

という組み合わせでした。

それ以来、飲酒の予定があるときや、うっかり二日酔いになってしまったときに、この2剤を服用してきました。

効果の感じ方には個人差がありますが、私自身は、飲酒後の頭痛、吐き気、ほてり、だるさなどに対する、この組み合わせのよさを何度も実感しています。

今でも、

「飲酒前後の漢方として、まさに黄金の組み合わせだ」

と思っています。

今回、当院で飲酒前後のコンディションケアを正式なメニューにするにあたり、この組み合わせはぜひ取り入れたいと考えました。

そのため、乾杯前コンディション注射には、五苓散と黄連解毒湯を単なる「おまけ」としてではなく、注射と並ぶ大切な構成要素としてセットにしています。

これは、資料上の知識だけで作ったメニューではありません。

私自身が若い頃に先輩医師から教わり、そのよさを実感し、現在まで信頼して使ってきた組み合わせです。


五苓散は、水分バランスの乱れに用いる漢方薬です

五苓散は、体内の水分バランスを調節する目的で使われる漢方薬です。

二日酔いに伴う、

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 口の渇き
  • むくみ
  • 水分をとってもつらい感じ

などがある場合に用いられます。

単純に水分を体外へ出すだけの「利尿薬」ではなく、体内で偏っている水分の分布を整えるという考え方の漢方薬です。


黄連解毒湯は、ほてりや熱感を伴う不調に用います

黄連解毒湯は、顔のほてり、赤み、頭重感、むかつきなど、飲酒後の「熱がこもったような状態」に用いられる漢方薬です。

五苓散が水分バランスの乱れに働きかけるのに対し、黄連解毒湯は、飲酒後のほてりや熱感を伴う不調に、別の角度から働きかけます。


作用の方向が異なるからこそ、組み合わせる意味があります

飲酒後の不調は、ひとつの原因だけで起こるわけではありません。

水分バランスの乱れだけでなく、

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 胃の不快感
  • 顔のほてり
  • だるさ

など、複数の症状が重なって現れます。

そこで、

水分バランスの乱れに用いる五苓散

と、

ほてりや熱感を伴う不調に用いる黄連解毒湯

を組み合わせます。

それぞれ作用する方向が異なるからこそ、飲酒前後のコンディションケアでは相性のよい組み合わせです。

注射を受けたその場だけではなく、飲酒後から翌日にかけても使用できるように、3回分をご用意しています。

ただし、漢方薬を飲めば大量に飲酒してもよいというものではありません。

二日酔いを完全に予防または改善することを保証するものでもありません。

体質や持病、服用中のお薬によっては適さない場合があるため、医師が確認したうえでお渡しします。


飲酒後に受ける「飲酒後リカバリー点滴」

飲酒後リカバリー点滴 4,500円

飲酒後のだるさ、吐き気、水分不足などが気になる方のための点滴です。

内容は、

  • 補液500mL
  • ビタミンB群
  • 強力ネオミノファーゲンC
  • 吐き気止め

などを組み合わせています。

点滴で水分を補いながら、飲酒後の体調回復をサポートします。

受付から終了までの所要時間は、およそ30分です。

点滴をご希望の場合は、時間に余裕を持ってご来院ください。


二日酔い点滴で、アルコールが急速に抜けるわけではありません

ここは誤解されやすい点です。

点滴を受けても、血液中のアルコールが直ちに消えるわけではありません。

また、

  • すぐに酔いがさめる
  • 飲酒運転ができる状態になる
  • 大量飲酒による肝臓への負担がなくなる
  • 二日酔いを完全に予防できる
  • 飲み過ぎても安全になる

というものでもありません。

アルコールの分解には時間が必要です。

注射や点滴、漢方薬は、飲酒量を増やすためのものではなく、あくまで飲酒前後の体調管理を補助するメニューです。

最も大切なのは、飲み過ぎないことです。


飲酒直後や酩酊状態で受ける点滴ではありません

飲酒後リカバリー点滴は、泥酔している方を短時間で酔いからさますための点滴ではありません。

飲酒直後で酩酊している場合や、歩行が不安定な場合、意識がはっきりしない場合には、通常のコンディションケア点滴を行うことはできません。

そのような状態では、

  • 急性アルコール中毒
  • 低血糖
  • 脱水
  • 頭部外傷
  • 急性膵炎

なども考える必要があります。

症状によっては、救急診療をご案内します。


このような症状は、救急診療が必要です

飲酒後に次のような症状がある場合は、二日酔い点滴を受けに来るのではなく、速やかに救急車を要請してください。

  • 呼びかけても反応が悪い
  • 意識がもうろうとしている
  • 自力で座ることができない
  • 呼吸が遅い、浅い、または不規則
  • 大きないびきをかき、起こしても反応しない
  • 嘔吐を繰り返している
  • 吐いたものを喉につまらせている
  • けいれんしている
  • 胸が痛い、胸が苦しい
  • 激しい腹痛や背中の痛みがある
  • 転倒して頭を打っている
  • 顔色が悪い、唇が紫色になっている

急性アルコール中毒では、意識障害、嘔吐、呼吸状態の悪化などにより、命に関わることがあります。

「寝かせておけば大丈夫」と自己判断しないでください。


医師が診察したうえで施行します

乾杯前コンディション注射、飲酒後リカバリー点滴は、ご希望があれば一律に施行するものではありません。

医師が、

  • 当日の体調
  • 飲酒した量と時間
  • 既往歴
  • アレルギー歴
  • 服用中のお薬
  • 心臓や腎臓の病気
  • 血圧
  • 意識状態
  • 吐き気や腹痛の程度

などを確認し、安全に受けられるかを判断します。

心不全や腎機能障害などがある方には、500mLの補液が適さない場合があります。

また、激しい腹痛がある場合には、急性膵炎など、飲酒に関連する病気が隠れていないか確認する必要があります。

体調によっては、注射や点滴を施行せず、必要な検査や保険診療、救急診療をご案内します。


効果の感じ方には個人差があります

注射・点滴や漢方薬の効果には個人差があります。

飲酒後の症状を完全に予防または改善することを保証するものではありません。

主なリスクや副作用として、

  • 注射部位の痛みや腫れ
  • 内出血
  • 血管痛
  • 吐き気
  • 発疹
  • アレルギー反応
  • 点滴による体液量の増加
  • 漢方薬による胃腸症状や肝機能障害

などがあります。

施行中や服用後に体調の変化を感じた場合は、すぐにスタッフへお知らせください。


すべて自由診療です

乾杯前コンディション注射、飲酒後リカバリー点滴は、すべて自由診療です。

健康保険は使用できません。掲載している料金は、すべて税込です。

ご予約なしでもご相談いただけますが、点滴をご希望の場合は、お時間に余裕を持ってご来院ください。


飲酒前後の体調が気になる方へ

当院は、飲酒そのものや大量飲酒をおすすめするものではありません。

しかし、仕事や付き合いなどで、飲酒を避けにくい場面があることも理解しています。

「会食前に体調を整えておきたい」

「五苓散と黄連解毒湯を飲酒前後に試してみたい」

「飲酒後のだるさや吐き気がつらい」

「点滴を受けられる状態なのか相談したい」

という方は、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

注射+五苓散+黄連解毒湯で、飲酒前後のコンディション管理をサポートします。

 

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