生活習慣病シリーズ
連休明けに血圧が高い・動悸がする|生活リズムの乱れを放置しないで
夏休み明け、体調に変化はありませんか?
本日8月19日(水)から、通常診療を再開しました。
夏休み明け初日から、多くの患者さんにご来院いただきました。
休み明けに増えやすいのが、
「血圧がいつもより高い」
「動悸がする」
「頭が重い」
「足がむくむ」
「体がだるい」
「仕事を始めたら息苦しく感じる」
といったご相談です。
連休明けは、生活リズムや食生活、睡眠時間などが大きく変化する時期です。
「休み明けだから疲れているだけ」と思いがちですが、高血圧や不整脈、心不全などが隠れていることもあります。
連休中は、血圧が変動しやすい条件が重なります
夏休みやお盆休みには、普段とは異なる生活になりやすいものです。
例えば、
- 外食が増え、塩分を取りすぎた
- 飲酒量が増えた
- 夜更かしや寝不足が続いた
- 帰省や旅行で長時間移動した
- 暑さで脱水気味になった
- 運動不足になった
- 体重が増えた
- 血圧の薬を飲み忘れた
といった変化が重なることがあります。
塩分の多い食事や飲酒、睡眠不足などは、血圧上昇やむくみの原因になります。
一方、暑い時期には、発汗や水分不足によって脱水となり、血圧が低下したり、脈が速くなったりすることもあります。
休み明けの体調不良を、すべて「血圧のせい」と決めつけることもできません。
どのような状況で血圧が変化し、どのような症状を伴っているのかを確認することが大切です。
血圧が高いだけで、すぐに薬を増やすわけではありません
家庭で測った血圧が、普段より高くなっていることがあります。
しかし、一度だけ高かったからといって、自己判断で血圧の薬を追加してはいけません。
反対に、
「休み中に飲み忘れていたけれど、特に症状がなかった」
という理由で、そのまま服用を中止することもおすすめできません。
血圧は、
- 測定前の運動
- 緊張
- 睡眠不足
- 痛み
- 飲酒
- カフェイン
- 脱水
- 測定方法
などによって変動します。
まずは落ち着いた状態で血圧を測り、できれば朝と夜の記録を残してください。
薬の増量・減量・中止については、家庭血圧や体調を確認したうえで判断します。
「動悸がする」ときは、症状がある間に心電図を
動悸とは、
「脈が速い」
「脈が飛ぶ」
「胸がドキドキする」
「心臓が一瞬止まるように感じる」
など、さまざまな感覚を含みます。
寝不足や緊張、飲酒、カフェイン、脱水などで一時的に起こることもありますが、心房細動や期外収縮、発作性頻拍などの不整脈が原因の場合もあります。
不整脈の診断で最も大切なのは、症状が出ているときに心電図を記録することです。
動悸が治まってから心電図を取っても、原因となる不整脈が確認できないことがあります。
「今、脈がおかしい」
「急にドキドキし始めた」
というときは、可能であれば症状が続いている間に受診してください。
むくみや息苦しさは、心不全のサインかもしれません
連休中に塩分や水分、飲酒量が増えると、足のむくみや体重増加がみられることがあります。
特に、
- 数日間で体重が急に増えた
- 両足がむくんでいる
- 横になると息苦しい
- 夜中に息苦しくて目が覚める
- 少し歩くだけで息切れする
- 動悸と息苦しさが同時に起こる
という場合には、心不全なども考える必要があります。
「休み中に食べすぎただけ」と決めつけず、早めにご相談ください。
このような症状は、早急な対応が必要です
次のような症状がある場合は、通常の外来受診を待たず、救急車の要請を検討してください。
- 胸が強く締め付けられる、圧迫される
- 突然の激しい胸痛や背中の痛み
- 強い息苦しさがある
- 冷汗や吐き気を伴う胸の痛み
- 意識を失った
- ろれつが回らない
- 片側の手足が動かしにくい
- 突然経験したことのない激しい頭痛
- 血圧が著しく高く、強い症状を伴っている
判断に迷う場合は、東京消防庁救急相談センター「#7119」も利用できます。
受診時にお持ちいただきたいもの
休み明けの血圧上昇や動悸で受診される場合は、次のものがあると診療に役立ちます。
- 朝と夜の家庭血圧の記録
- 動悸が始まった時刻と続いた時間
- 症状が出たときの脈拍数
- 体重の変化
- 服用中のお薬が分かるもの
- 健診結果や過去の検査結果
- スマートウォッチなどに記録された心電図や脈拍
血圧や脈拍は、数字だけでなく「いつ、どのような状況で測ったか」も大切です。
夏休み明けは、体調を立て直すタイミングです
連休中に生活リズムが乱れることは、珍しいことではありません。
大切なのは、体調の変化に気づいたあと、そのまま放置しないことです。
当院では、血圧測定や心電図だけでなく、症状に応じて血液検査、胸部レントゲン、心エコーなどを組み合わせて評価します。
「血圧がいつもより高い」
「休み明けから動悸が続いている」
「むくみや息切れが気になる」
という方は、お気軽にご相談ください。
新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。
休み明けの不調を“いつもの疲れ”だけで終わらせず、体の状態を一度確認してみましょう。












