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自由診療シリーズ② 飲酒前後のコンディションケア|二日酔い点滴にできること・できないこと

自由診療シリーズ②

飲酒前後のコンディションケア|二日酔い点滴にできること・できないこと

週末や会食が続くと、体調が気になりませんか?

仕事上の会食や歓迎会、送別会など、飲酒を避けにくい場面があります。

そのようなときに、

「飲む前に体調を整えておきたい」

「翌日の仕事にできるだけ影響を残したくない」

「飲酒後の吐き気やだるさがつらい」

「二日酔い点滴を受けてみたい」

と考える方もいらっしゃると思います。

新宿イーストサイドたけうち内科では、飲酒前後の体調管理を目的とした、自由診療の注射・点滴をご用意しています。

ただし、注射や点滴を受ければ、いくら飲んでも大丈夫になるわけではありません。

二日酔い点滴にできることと、できないことを理解したうえで利用することが大切です。


飲酒前に受ける「乾杯前コンディション注射」

乾杯前コンディション注射 3,000円

飲酒前の体調管理を目的とした注射です。

当院のメディカルにんにく注射と同様に、

  • ビタミンB1
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • 強力ネオミノファーゲンC

を組み合わせています。

さらに、飲酒前後のコンディションケアとして、

  • 五苓散
  • 黄連解毒湯

という2種類の漢方薬を、3回分セットにしています。

短時間で受けられるため、仕事帰りや会食前にもご相談いただけます。


五苓散+黄連解毒湯は、飲酒前後の「黄金コンビ」です

このメニューの主役は、注射だけではありません。

セットにしている五苓散と黄連解毒湯の組み合わせも、大きな特徴です。

医師や薬剤師、医薬品卸、製薬会社のMRなど、薬に詳しい人たちの間では、飲酒前後に使われる漢方薬としてよく知られた組み合わせです。

当院では、この2剤を飲酒前後のコンディションケアにおける「黄金コンビ」と考えています。


私自身が、この組み合わせを信頼している理由

実を言うと、私自身も若い頃には、お酒を飲み過ぎて翌日につらい思いをしたことが何度もあります。

そのようなときに先輩医師から教えていただいたのが、

五苓散+黄連解毒湯

という組み合わせでした。

それ以来、飲酒の予定があるときや、うっかり二日酔いになってしまったときに、この2剤を服用してきました。

効果の感じ方には個人差がありますが、私自身は、飲酒後の頭痛、吐き気、ほてり、だるさなどに対する、この組み合わせのよさを何度も実感しています。

今でも、

「飲酒前後の漢方として、まさに黄金の組み合わせだ」

と思っています。

今回、当院で飲酒前後のコンディションケアを正式なメニューにするにあたり、この組み合わせはぜひ取り入れたいと考えました。

そのため、乾杯前コンディション注射には、五苓散と黄連解毒湯を単なる「おまけ」としてではなく、注射と並ぶ大切な構成要素としてセットにしています。

これは、資料上の知識だけで作ったメニューではありません。

私自身が若い頃に先輩医師から教わり、そのよさを実感し、現在まで信頼して使ってきた組み合わせです。


五苓散は、水分バランスの乱れに用いる漢方薬です

五苓散は、体内の水分バランスを調節する目的で使われる漢方薬です。

二日酔いに伴う、

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 口の渇き
  • むくみ
  • 水分をとってもつらい感じ

などがある場合に用いられます。

単純に水分を体外へ出すだけの「利尿薬」ではなく、体内で偏っている水分の分布を整えるという考え方の漢方薬です。


黄連解毒湯は、ほてりや熱感を伴う不調に用います

黄連解毒湯は、顔のほてり、赤み、頭重感、むかつきなど、飲酒後の「熱がこもったような状態」に用いられる漢方薬です。

五苓散が水分バランスの乱れに働きかけるのに対し、黄連解毒湯は、飲酒後のほてりや熱感を伴う不調に、別の角度から働きかけます。


作用の方向が異なるからこそ、組み合わせる意味があります

飲酒後の不調は、ひとつの原因だけで起こるわけではありません。

水分バランスの乱れだけでなく、

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 胃の不快感
  • 顔のほてり
  • だるさ

など、複数の症状が重なって現れます。

そこで、

水分バランスの乱れに用いる五苓散

と、

ほてりや熱感を伴う不調に用いる黄連解毒湯

を組み合わせます。

それぞれ作用する方向が異なるからこそ、飲酒前後のコンディションケアでは相性のよい組み合わせです。

注射を受けたその場だけではなく、飲酒後から翌日にかけても使用できるように、3回分をご用意しています。

ただし、漢方薬を飲めば大量に飲酒してもよいというものではありません。

二日酔いを完全に予防または改善することを保証するものでもありません。

体質や持病、服用中のお薬によっては適さない場合があるため、医師が確認したうえでお渡しします。


飲酒後に受ける「飲酒後リカバリー点滴」

飲酒後リカバリー点滴 4,500円

飲酒後のだるさ、吐き気、水分不足などが気になる方のための点滴です。

内容は、

  • 補液500mL
  • ビタミンB群
  • 強力ネオミノファーゲンC
  • 吐き気止め

などを組み合わせています。

点滴で水分を補いながら、飲酒後の体調回復をサポートします。

受付から終了までの所要時間は、およそ30分です。

点滴をご希望の場合は、時間に余裕を持ってご来院ください。


二日酔い点滴で、アルコールが急速に抜けるわけではありません

ここは誤解されやすい点です。

点滴を受けても、血液中のアルコールが直ちに消えるわけではありません。

また、

  • すぐに酔いがさめる
  • 飲酒運転ができる状態になる
  • 大量飲酒による肝臓への負担がなくなる
  • 二日酔いを完全に予防できる
  • 飲み過ぎても安全になる

というものでもありません。

アルコールの分解には時間が必要です。

注射や点滴、漢方薬は、飲酒量を増やすためのものではなく、あくまで飲酒前後の体調管理を補助するメニューです。

最も大切なのは、飲み過ぎないことです。


飲酒直後や酩酊状態で受ける点滴ではありません

飲酒後リカバリー点滴は、泥酔している方を短時間で酔いからさますための点滴ではありません。

飲酒直後で酩酊している場合や、歩行が不安定な場合、意識がはっきりしない場合には、通常のコンディションケア点滴を行うことはできません。

そのような状態では、

  • 急性アルコール中毒
  • 低血糖
  • 脱水
  • 頭部外傷
  • 急性膵炎

なども考える必要があります。

症状によっては、救急診療をご案内します。


このような症状は、救急診療が必要です

飲酒後に次のような症状がある場合は、二日酔い点滴を受けに来るのではなく、速やかに救急車を要請してください。

  • 呼びかけても反応が悪い
  • 意識がもうろうとしている
  • 自力で座ることができない
  • 呼吸が遅い、浅い、または不規則
  • 大きないびきをかき、起こしても反応しない
  • 嘔吐を繰り返している
  • 吐いたものを喉につまらせている
  • けいれんしている
  • 胸が痛い、胸が苦しい
  • 激しい腹痛や背中の痛みがある
  • 転倒して頭を打っている
  • 顔色が悪い、唇が紫色になっている

急性アルコール中毒では、意識障害、嘔吐、呼吸状態の悪化などにより、命に関わることがあります。

「寝かせておけば大丈夫」と自己判断しないでください。


医師が診察したうえで施行します

乾杯前コンディション注射、飲酒後リカバリー点滴は、ご希望があれば一律に施行するものではありません。

医師が、

  • 当日の体調
  • 飲酒した量と時間
  • 既往歴
  • アレルギー歴
  • 服用中のお薬
  • 心臓や腎臓の病気
  • 血圧
  • 意識状態
  • 吐き気や腹痛の程度

などを確認し、安全に受けられるかを判断します。

心不全や腎機能障害などがある方には、500mLの補液が適さない場合があります。

また、激しい腹痛がある場合には、急性膵炎など、飲酒に関連する病気が隠れていないか確認する必要があります。

体調によっては、注射や点滴を施行せず、必要な検査や保険診療、救急診療をご案内します。


効果の感じ方には個人差があります

注射・点滴や漢方薬の効果には個人差があります。

飲酒後の症状を完全に予防または改善することを保証するものではありません。

主なリスクや副作用として、

  • 注射部位の痛みや腫れ
  • 内出血
  • 血管痛
  • 吐き気
  • 発疹
  • アレルギー反応
  • 点滴による体液量の増加
  • 漢方薬による胃腸症状や肝機能障害

などがあります。

施行中や服用後に体調の変化を感じた場合は、すぐにスタッフへお知らせください。


すべて自由診療です

乾杯前コンディション注射、飲酒後リカバリー点滴は、すべて自由診療です。

健康保険は使用できません。掲載している料金は、すべて税込です。

ご予約なしでもご相談いただけますが、点滴をご希望の場合は、お時間に余裕を持ってご来院ください。


飲酒前後の体調が気になる方へ

当院は、飲酒そのものや大量飲酒をおすすめするものではありません。

しかし、仕事や付き合いなどで、飲酒を避けにくい場面があることも理解しています。

「会食前に体調を整えておきたい」

「五苓散と黄連解毒湯を飲酒前後に試してみたい」

「飲酒後のだるさや吐き気がつらい」

「点滴を受けられる状態なのか相談したい」

という方は、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

注射+五苓散+黄連解毒湯で、飲酒前後のコンディション管理をサポートします。

 

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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呼吸器シリーズ① 夜や明け方に咳が止まらないのは咳喘息?|「咳=咳喘息」と決めつけない診療

呼吸器シリーズ①

夜や明け方に咳が止まらないのは咳喘息?|「咳=咳喘息」と決めつけない診療

「風邪は治ったのに、咳だけが続く」と感じていませんか?

風邪をひいた後に、

「熱や喉の痛みは治ったのに、咳だけが続いている」

「夜になると咳が止まらない」

「明け方に咳き込んで目が覚める」

「電話や会話中に咳が出る」

「冷たい空気やエアコンで咳が出る」

ということはありませんか?

咳が長引くと、

「まだ風邪が治っていないのだろう」

「そのうち自然に止まるだろう」

と思いがちです。

しかし、咳が2週間以上続く場合は、風邪以外の原因も考える必要があります。


夜や明け方に悪化する咳は、咳喘息かもしれません

咳喘息は、喘鳴や呼吸困難が目立たず、咳が主な症状となる喘息の一種です。

一般的な気管支喘息では、

「ゼーゼーする」

「ヒューヒューする」

「息が苦しい」

といった症状がみられます。

一方、咳喘息では、ゼーゼー・ヒューヒューする音がなく、咳だけが続くことがあります。

そのため、

「息苦しくないから喘息ではない」

「胸の音がしないから大丈夫」

とは限りません。


咳喘息でよくみられる症状

咳喘息では、次のような特徴がみられることがあります。

  • 夜間や明け方に咳が悪化する
  • 乾いた咳が続く
  • 会話や電話中に咳き込む
  • 笑ったときに咳が出る
  • 冷たい空気やエアコンで咳が出る
  • 運動すると咳が出る
  • 季節の変わり目に悪化する
  • 花粉、ほこり、たばこの煙、香水などで咳が出る
  • 風邪をひくたびに咳だけが長引く

すべての症状がそろうわけではありません。

また、咳喘息では胸部レントゲンや通常の呼吸機能検査に、明らかな異常が出ないこともあります。


「咳が止まらない=咳喘息」と決めつけないことが大切です

最近、「咳が止まらない」と医療機関を受診したところ、十分な検査を受けないまま、

「咳喘息でしょう」

と説明され、吸入ステロイド薬が処方されているケースをしばしば見かけます。

確かに、長引く咳の原因として咳喘息は重要です。

しかし、

咳喘息を疑うことと、咳喘息と診断することは同じではありません。

当院を受診される方の中にも、

「以前、咳喘息と言われました」

「風邪をひくたびに咳喘息と診断されます」

「何年も喘息の吸入薬を使っています」

という方がいます。

ところが、症状の経過やこれまでの検査結果を確認すると、本当に咳喘息や気管支喘息として治療を続ける必要があるのか、診断をあらためて検討した方がよいケースも少なくありません。


吸入薬が処方されたことは、診断の証明ではありません

吸入ステロイド薬を処方されたからといって、それだけで咳喘息と確定したことにはなりません。

また、吸入薬を使って咳が少し改善したとしても、それだけで咳喘息と断定できるわけではありません。

咳は自然に改善することもあります。

風邪の後に続く感染後咳嗽、アトピー咳嗽、鼻や副鼻腔の病気などでも、治療中に症状が変化することがあります。

一方で、本当に咳喘息があり、気道の炎症を抑える治療を続けた方がよい方もいます。

大切なのは、

  • 本当に咳喘息なのか
  • 別の病気による咳ではないか
  • 複数の原因が重なっていないか
  • 吸入治療を続ける必要があるのか

を、あらためて整理することです。


咳喘息だけが、長引く咳の原因ではありません

長引く咳の原因には、咳喘息以外にも、

  • 風邪の後に咳だけが残る感染後咳嗽
  • 気管支喘息
  • アトピー咳嗽・喉頭アレルギー
  • 副鼻腔炎や後鼻漏
  • 胃食道逆流症
  • 百日咳
  • 肺炎
  • 肺結核
  • COPD
  • 間質性肺炎
  • 非結核性抗酸菌症
  • 肺がん
  • 心不全
  • 高血圧治療薬などによる薬剤性咳嗽

など、さまざまな病気があります。

複数の原因が重なっていることも少なくありません。

原因を確認せずに咳止めや吸入薬だけを続けても、症状が改善しないことがあります。


当院が咳喘息の診断で重視していること

当院では、「咳が続いている」という理由だけで、すぐに咳喘息と決めつけることはしません。

まず、

  • 咳が始まった時期
  • 夜間や明け方に悪化するか
  • 冷気、運動、会話などで誘発されるか
  • ゼーゼー・ヒューヒューすることがないか
  • 痰、発熱、胸痛、息苦しさがないか
  • アレルギーや副鼻腔炎がないか
  • 胸やけや胃酸の逆流がないか
  • 喫煙歴
  • 服用している薬
  • これまでの吸入薬への反応

などを確認します。

そのうえで、必要に応じて検査を行います。

胸部レントゲン検査

肺炎、肺結核、肺がん、間質性肺炎など、肺に異常がないかを確認します。

呼吸機能検査

息を吸ったり吐いたりする力を測り、気道が狭くなっていないか、COPDなどが隠れていないかを調べます。

呼気NO検査

吐いた息に含まれる一酸化窒素の濃度を測り、気道にアレルギー性の炎症が起きていないかを評価します。

血液検査

アレルギーや好酸球性炎症、感染症などが疑われる場合に行います。

ただし、ひとつの検査だけで咳喘息を確定できるわけではありません。

問診、診察所見、検査結果、治療への反応を組み合わせて、総合的に判断します。


「なんとなく咳喘息」の中から、本当に治療が必要な方を見つける

咳喘息の診療で大切なのは、単に病名をつけて吸入薬を処方することではありません。

当院が注意しているのは、

「なんとなく咳喘息」と診断されている方の中から、本当に気道の炎症があり、適切な喘息治療を必要としている方を見つけることです。

同時に、咳喘息ではない方へ漫然と吸入治療を続けないことも大切です。

さらに、肺炎、肺がん、肺結核、間質性肺炎、非結核性抗酸菌症など、ほかの病気を見逃さないことも重要です。


本当に咳喘息であれば、適切な治療が必要です

検査や経過から咳喘息と判断した場合は、気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬を中心に治療します。

症状の程度によっては、気管支を広げる薬を組み合わせた吸入薬などを使用します。

咳が軽くなったからといって、自己判断ですぐに吸入薬を中止すると、再び咳が出ることがあります。

一方で、診断を確認せず、効果がはっきりしない吸入薬を漫然と続けることも適切ではありません。

症状が改善しているか、診断が妥当か、治療を続ける必要があるかを定期的に見直します。


2週間を待たずに受診した方がよい咳

咳の日数にかかわらず、次のような症状がある場合は早めに受診してください。

  • 息苦しい
  • 胸が痛い、胸が苦しい
  • 高熱が続く
  • 血痰が出る
  • 黄色や緑色の痰が増えている
  • 咳で眠れない
  • 呼吸すると胸が痛む
  • 体重が減っている
  • 食事や水分がとれない
  • 顔色が悪い、意識がもうろうとする

特に、強い呼吸困難、胸痛、唇が紫色になる、意識がおかしいなどの症状がある場合は、救急診療が必要です。


咳喘息と言われた方も、一度診断を整理してみましょう

「以前から咳喘息と言われているけれど、本当にそうなのかわからない」

「吸入薬を使っても咳が止まらない」

「風邪をひくたびに咳喘息と言われる」

「吸入薬をいつまで続ければよいのかわからない」

という方も、ご相談ください。

当院では、胸部レントゲン、呼吸機能検査、呼気NO検査などを組み合わせ、咳喘息だけでなく、長引く咳の原因を総合的に評価します。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

長引く咳、止まらない咳、夜や明け方の咳は、当院へご相談ください。

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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生活習慣病シリーズ② 家庭血圧はどう測る?|健診で血圧が高いと言われた方へ

生活習慣病シリーズ②

家庭血圧はどう測る?|健診で血圧が高いと言われた方へ

健診で血圧が高くても、一度だけでは判断できません

健康診断で、

「血圧が高いですね」

「高血圧の疑いがあります」

「医療機関を受診してください」

と言われたことはありませんか?

その一方で、

「健診だから緊張していただけ」

「家では高くないと思う」

「一度だけだから大丈夫だろう」

と、そのままにしている方も少なくありません。

確かに、健診で一度血圧が高かっただけでは、高血圧と診断できません。

だからこそ、自宅で測る「家庭血圧」が重要です。


診察室と自宅では、血圧が違うことがあります

血圧は、測る場所や時間、緊張、睡眠、気温、飲酒などによって変動します。

病院や健診会場では、緊張によって普段より血圧が高くなることがあります。

これを「白衣高血圧」といいます。

反対に、病院では正常でも、自宅や職場では血圧が高くなる方もいます。

これを「仮面高血圧」といいます。

白衣高血圧なのか、本当に血圧が高いのか、あるいは仮面高血圧が隠れていないかを判断するために、家庭血圧が役立ちます。


家庭血圧は朝と夜に測りましょう

家庭血圧は、できるだけ毎日、同じ条件で測ることが大切です。

朝の血圧

朝は、次の条件で測定します。

  • 起床後1時間以内
  • 排尿後
  • 朝食前
  • 降圧薬を飲む前
  • 椅子に座って1~2分安静にした後

起きてすぐに慌ただしく動いた後や、朝食・コーヒー・喫煙の後では、正確な血圧を確認しにくくなります。

まずトイレを済ませ、椅子に座って少し落ち着いてから測りましょう。

夜の血圧

夜は、就寝前に測定します。

入浴、飲酒、食事、運動の直後は血圧が変動しやすいため、少し時間を空けてから測るようにしましょう。


血圧計は上腕式がおすすめです

家庭で使用する血圧計は、腕にカフを巻く「上腕式血圧計」が推奨されます。

手首式血圧計は手軽ですが、手首の位置や姿勢によって測定値が変わりやすいため、測り方に注意が必要です。

上腕式血圧計を使用するときは、

  • 椅子に深く腰掛ける
  • 背もたれに背中をつける
  • 足を組まない
  • カフを素肌または薄い衣服の上から巻く
  • 腕を机の上に置き、カフを心臓の高さにする
  • 測定中は話さない

ことを意識してください。

寒すぎる部屋で測ると血圧が高くなることもあるため、室温にも注意しましょう。


1回だけでなく、原則2回測定します

血圧は、同じ時間に続けて測っても数値が変わることがあります。

家庭血圧は、朝と夜にそれぞれ原則2回測定し、その結果を記録します。

1回目が高かったからといって、何度も測り直して一番低い数値だけを記録するのは適切ではありません。

高かった数値も低かった数値も、そのまま記録してください。

手帳、血圧計の記録機能、スマートフォンのアプリなど、続けやすい方法で構いません。

受診時には、その記録を医師に見せてください。


「今日は高い」と一喜一憂しなくて大丈夫です

血圧は、日によって変動します。

  • 睡眠不足
  • 仕事のストレス
  • 寒さ
  • 飲酒
  • 塩分の多い食事
  • 痛み
  • 発熱
  • 喫煙
  • カフェイン
  • 測定前の運動

などによって、一時的に上がることがあります。

1回だけの数値で一喜一憂するのではなく、朝と夜の血圧を数日間記録し、全体の傾向を見ることが大切です。

できれば週5日以上、まずは1~2週間測定してみましょう。


家庭血圧はいくつから高いのでしょうか?

一般に、家庭血圧の平均が、

上の血圧135mmHg以上、または下の血圧85mmHg以上

の場合は、高血圧が疑われます。

診察室で測る血圧の基準である140/90mmHgと、家庭血圧の基準は異なります。

ただし、治療が必要かどうかは血圧の数字だけでは決まりません。

  • 年齢
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 腎臓病
  • 心臓病や脳卒中の既往
  • 喫煙
  • 肥満
  • ご家族の病歴

などを総合して判断します。

家庭血圧が高いからといって、すべての方がすぐに薬を始めるわけではありません。


朝だけ血圧が高い方もご相談ください

夜の血圧はそれほど高くないのに、朝だけ血圧が高くなる「早朝高血圧」もあります。

朝の血圧上昇には、

  • 降圧薬の効果が翌朝まで続いていない
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 塩分のとり過ぎ
  • 睡眠不足
  • 強いストレス

などが関係していることがあります。

「朝だけだから大丈夫」とは限りません。

朝の血圧が繰り返し高い場合は、その記録を持ってご相談ください。


血圧が非常に高いときはどうすればよいですか?

血圧が高くても、症状がなければ、まず椅子に座って安静にし、数分後にもう一度測ってください。

一方、血圧が非常に高く、

  • 胸が痛い、胸が苦しい
  • 息苦しい
  • 突然の激しい頭痛
  • ろれつが回らない
  • 手足に力が入らない
  • 意識がもうろうとする
  • 強い背中の痛み

などの症状がある場合は、心筋梗塞、脳卒中、大動脈疾患などの緊急性の高い病気も考えられます。

このような場合は、自宅で様子を見ず、速やかに救急車を要請してください。


家庭血圧の記録を持って、当院へ

健診で血圧が高いと言われても、すぐに薬が必要とは限りません。

一方で、

「自覚症状がないから大丈夫」

と何年も放置することはおすすめできません。

当院では、診察室の血圧だけではなく、家庭血圧の記録、生活習慣、持病、血液検査などを確認し、

  • 本当に高血圧なのか
  • 白衣高血圧ではないか
  • 仮面高血圧や早朝高血圧がないか
  • 生活習慣の改善で経過を見られるか
  • 薬による治療が必要か
  • 高血圧の原因となる病気が隠れていないか

を総合的に判断します。

健診結果と家庭血圧の記録をご持参のうえ、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

健診で血圧が高いと言われたら、家庭血圧を測って、まず当院へ。

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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健診シリーズ⑥ 健診で「肝機能異常」「脂肪肝」と言われた方へ|AST・ALT・γ-GTPが高い原因は?

健診シリーズ⑥

健診で「肝機能異常」「脂肪肝」と言われた方へ|AST・ALT・γ-GTPが高い原因は?

「お酒を控えれば大丈夫」と思っていませんか?

健康診断で、

「肝機能の数値が高い」

「AST・ALTが基準値を超えている」

「γ-GTPが高い」

「脂肪肝の疑い」

「要再検査」「要精査」

と指摘されていませんか?

そのとき、

「最近、お酒を飲みすぎただけ」

「体調は悪くないから大丈夫」

「去年も同じ結果だったけれど、何も起きていない」

と思い、そのままにしてしまう方も少なくありません。

しかし、肝臓は、病気がある程度進行するまで自覚症状が現れにくい「沈黙の臓器」です。

症状がない段階で異常の原因を確認し、肝臓が硬くなる「肝線維化」が進んでいないかを評価することが大切です。


AST・ALT・γ-GTPは何を表しているのでしょうか?

健診の肝機能検査には、AST、ALT、γ-GTPなどの項目があります。

AST(GOT)

ASTは、肝臓だけでなく、心臓や筋肉などにも含まれる酵素です。

肝細胞が傷ついた場合に上昇しますが、激しい運動や筋肉の病気などでも高くなることがあります。

ALT(GPT)

ALTは、ASTよりも肝臓に多く含まれる酵素です。

肝細胞が傷つくと血液中へ流れ出すため、慢性的な肝障害を見つける重要な手掛かりになります。

日本肝臓学会は、健康診断などでALTが30を超えた場合には、まずかかりつけ医を受診することを勧めています。

γ-GTP

γ-GTPは、飲酒による影響を受けやすい検査項目です。

しかし、飲酒だけでなく、

  • 肥満
  • 脂肪肝
  • 胆石や胆道の病気
  • 一部の薬
  • 糖尿病や脂質異常症

などでも上昇することがあります。

「γ-GTPが高い=お酒だけが原因」とは限りません。


お酒を飲まない方にも脂肪肝は起こります

脂肪肝というと、

「お酒をたくさん飲む人の病気」

というイメージを持つ方も多いと思います。

しかし、飲酒量が少ない方や、ほとんどお酒を飲まない方にも脂肪肝は起こります。

体重がそれほど多くない方でも、

  • 腹囲が増えてきた
  • 中性脂肪が高い
  • 血糖値やHbA1cが高い
  • 血圧が高い
  • 運動不足で筋肉量が少ない

といった場合には、脂肪肝になることがあります。


今、MASLD・MASHが問題になっています

肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの代謝異常と関連する脂肪肝は、現在、**MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)**と呼ばれています。

これまで使われてきた**NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)**という名称に代わる、新しい考え方です。

MASLDの中でも、肝臓に脂肪がたまるだけでなく、肝細胞の障害や炎症を伴う状態を、**MASH(代謝機能障害関連脂肪肝炎)**と呼びます。

MASHは、以前の名称である**NASH(非アルコール性脂肪肝炎)**に相当します。

脂肪肝の多くは、すぐに重症化するわけではありません。

しかし、MASHの一部では、肝臓の炎症が続くことで肝線維化が進み、肝硬変や肝がんへ進行することがあります。

そのため、現在の脂肪肝診療では、

「脂肪肝があるか」

だけではなく、

「MASLDの中にMASHが隠れていないか」

「肝線維化が進んでいないか」

を確認することが重要です。

MASLD・MASHの詳しい診断や治療については、今後、別の記事で詳しくご説明します。


「脂肪肝ですね」で終わらせるのは危険です

健診や腹部エコーで脂肪肝を指摘されたとき、

「脂肪肝ですね」

「少し体重を減らしましょう」

「お酒を控えて様子を見ましょう」

という説明だけで終わってしまうことがあります。

しかし、脂肪肝、特にMASLDで本当に確認しなければならないのは、肝臓に脂肪がたまっているかどうかだけではありません。

最も重要なのは、

肝線維化が進んでいないか

という点です。

MASLDの中には、脂肪肝からMASHへ進み、さらに肝線維化、肝硬変、肝がんへ進行する方がいます。

ASTやALTの上昇が軽度でも、肝線維化が進んでいることがあります。

また、肝機能の数値が基準値内であっても、脂肪肝や肝線維化がないとは限りません。

血液検査の数値だけを見ても、肝臓がどの程度硬くなっているかは分かりません。

そのため、MASLDが疑われた場合には、肝線維化のリスク評価を必ず行うことが大切です。


FIB-4 indexで肝線維化の可能性を評価します

FIB-4 indexは、

  • 年齢
  • AST
  • ALT
  • 血小板数

から計算し、肝線維化の可能性を評価する指標です。

特別な検査を追加しなくても、健診や血液検査の結果から計算できることがあります。

一般的には、FIB-4 indexが1.3以上の場合、肝線維化の可能性を考えて追加評価を検討します。

ただし、FIB-4 indexは年齢の影響を受けます。

数値が高いからといって肝硬変と診断されるわけではなく、低いからといって肝臓病を完全に否定できるわけでもありません。

あくまでも、さらに詳しい検査が必要な方を見つけるための指標です。


肝線維化の評価には、超音波エラストグラフィが有用です

肝線維化を評価する方法の一つに、超音波エラストグラフィがあります。

超音波エラストグラフィは、体の外から超音波を当て、肝臓の硬さを測定する検査です。

肝臓に線維化が進むと、肝臓は次第に硬くなります。

肝臓の硬さを数値として測定することで、通常の腹部エコーだけでは分かりにくい肝線維化の可能性を、体への負担が少ない方法で評価できます。

肝生検のように針を刺す検査ではなく、通常の腹部エコーと同様に、皮膚の上から検査します。


当院ではATI・SWEによる評価が可能です

当院では、通常の腹部超音波検査に加えて、必要に応じて、

  • ATI:肝臓にたまった脂肪の程度を測定
  • SWE:肝臓の硬さを測定する超音波エラストグラフィ

を行うことができます。

まず、血液検査からFIB-4 indexを計算し、さらにATIやSWEを組み合わせることで、

  • 肝臓に脂肪がどの程度たまっているのか
  • 肝線維化が進んでいる可能性があるのか
  • 定期的な経過観察が必要なのか
  • 専門医療機関でさらに詳しい検査が必要なのか

を判断します。

「脂肪肝がある」と確認するだけではなく、「肝臓が硬くなっていないか」まで確認する。

それが、当院の脂肪肝・MASLD診療で大切にしていることです。


腹部エコーでは、肝臓以外の異常も確認します

通常の腹部超音波検査では、

  • 脂肪肝の有無
  • 肝臓の形や表面
  • 肝臓内の腫瘤
  • 胆石や胆のうの異常
  • 胆管の拡張
  • 脾臓の腫大
  • 腹水の有無

などを確認します。

血液検査、FIB-4 index、腹部エコー、ATI、SWEを組み合わせることで、肝臓の状態をより詳しく評価できます。


肝機能異常の原因は脂肪肝だけではありません

AST、ALT、γ-GTPが高くなる原因には、脂肪肝や飲酒以外にも、さまざまなものがあります。

  • B型肝炎・C型肝炎
  • 薬物性肝障害
  • 健康食品やサプリメントによる肝障害
  • 自己免疫性肝炎
  • 原発性胆汁性胆管炎
  • 胆石・胆道系の病気
  • 甲状腺などの内分泌疾患
  • 激しい運動や筋肉の障害

「太っているから脂肪肝だろう」

「お酒が原因だろう」

と自己判断すると、別の病気を見落とす可能性があります。

服用している薬だけでなく、健康食品やサプリメントも、受診時にお知らせください。


受診すると、すぐに薬を飲むことになりますか?

肝機能異常や脂肪肝を指摘されたからといって、全員がすぐに薬を始めるわけではありません。

原因がMASLDの場合には、

  • 体重を少し減らす
  • 食事量や間食を見直す
  • 継続できる運動を始める
  • 飲酒量を調整する
  • 糖尿病、脂質異常症、高血圧を適切に管理する

ことが治療の中心になります。

大幅な減量だけが目標ではありません。

まず体重の増加を止めることや、現在の体重から少し減らすことでも、肝機能や脂肪肝が改善する可能性があります。

一方、ウイルス性肝炎、薬物性肝障害、自己免疫性肝疾患などが疑われる場合には、原因に応じた検査や専門治療が必要です。


このような症状がある場合は、早めに受診してください

肝臓病は症状が現れにくい病気ですが、次のような症状がある場合には、早めの受診が必要です。

  • 皮膚や白目が黄色い
  • 尿の色が濃い
  • 強いだるさや食欲低下がある
  • 吐き気が続く
  • お腹が張ってきた
  • 足がむくむ
  • 意識がぼんやりする

急に症状が現れた場合や、状態が悪化している場合には、救急医療機関への受診が必要になることがあります。


当院では肝臓だけでなく、生活習慣病全体を確認します

当院では、AST、ALT、γ-GTPだけを見るのではなく、

  • 体重・BMI・腹囲
  • 血圧
  • 血糖値・HbA1c
  • LDLコレステロール・中性脂肪
  • 血小板数
  • 腎機能
  • 飲酒量
  • 服用中の薬やサプリメント
  • 過去の健診結果

などを確認します。

必要に応じて、

  • 血液検査
  • B型・C型肝炎ウイルス検査
  • FIB-4 indexの計算
  • 腹部超音波検査
  • ATIによる脂肪量の測定
  • SWEによる肝硬度の測定

を組み合わせて評価します。

専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介します。


健診結果を受け取ったら、まず当院へ

肝機能異常を指摘されても、必要以上に心配する必要はありません。

しかし、

「症状がないから大丈夫」

「脂肪肝と言われただけだから大丈夫」

「お酒を控えれば、そのうち治る」

と自己判断して放置することはおすすめできません。

「AST・ALT・γ-GTPの意味を知りたい」

「脂肪肝と言われたが、何をすればよいか分からない」

「お酒を飲まないのに肝機能が高い」

「MASLD・MASHについて相談したい」

「肝線維化が進んでいないか確認したい」

「FIB-4 indexや超音波エラストグラフィで詳しく調べたい」

という方も、健診結果をご持参のうえご相談ください。

「脂肪肝ですね」で終わらせず、肝線維化まで確認する。

新宿イーストサイドたけうち内科では、血液検査、腹部エコー、ATI、SWEを組み合わせて、脂肪肝・MASLDの状態を評価します。

当院は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

健診結果を受け取ったら、まず当院へ。

 

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症状シリーズ③ 動悸がする・脈が飛ぶのは不整脈?|急に心臓がドキドキするとき

症状シリーズ③

動悸がする・脈が飛ぶのは不整脈?|急に心臓がドキドキするとき

「急に心臓がドキドキする」と感じていませんか?

「急に心臓がドキドキする」

「脈が飛ぶ感じがする」

「心臓が一瞬止まったように感じる」

「脈が速い、または不規則に感じる」

このような症状を、一般に「動悸」と呼びます。

動悸があると、

「心臓に重大な病気があるのではないか」

「このまま心臓が止まるのではないか」

と不安になる方も少なくありません。

しかし、動悸があるからといって、必ずしも危険な不整脈とは限りません。

睡眠不足、疲労、ストレス、発熱、脱水、カフェイン、飲酒などによって、健康な方にも動悸が起こることがあります。

一方で、心房細動など、治療や詳しい検査が必要な不整脈が隠れている場合もあります。

大切なのは、症状だけで必要以上に怖がるのではなく、動悸が起きているときの脈を確認することです。


動悸の感じ方は、人によって異なります

「動悸」という言葉から、速い脈だけを想像する方も多いと思います。

しかし、実際の感じ方はさまざまです。

  • 心臓が強く打つ
  • ドキドキ、バクバクする
  • 脈が一回抜ける
  • 胸が一瞬詰まる
  • 心臓がひっくり返るように感じる
  • 脈が速くなったり遅くなったりする
  • 脈がバラバラに感じる
  • 首やのどの辺りまで拍動を感じる

動悸の表現だけで、原因となる不整脈を特定することはできません。

症状が始まった状況、持続時間、脈の速さや規則性、ほかの症状の有無を確認することが大切です。


「脈が飛ぶ」のは、期外収縮かもしれません

「脈が一回抜ける」

「心臓が一瞬止まる」

「ドンと強く打つ」

という症状は、期外収縮によって起きていることがあります。

期外収縮とは、本来のリズムより早いタイミングで余分な拍動が入る不整脈です。

早く打った直後に少し間が空き、その次の拍動を強く感じるため、「脈が飛んだ」「心臓が止まった」と感じることがあります。

期外収縮は健康な方にも見られ、少数であれば治療を必要としないことも少なくありません。

ただし、

  • 回数が多い
  • 長時間続く
  • 運動すると増える
  • めまいや息切れを伴う
  • 心臓病の既往がある

という場合には、詳しい評価が必要です。


脈が突然速くなる場合に考えられること

突然、脈が速くなり、しばらくして急に元へ戻る場合には、発作性上室性頻拍などの不整脈が考えられます。

一方、徐々に脈が速くなり、休むと徐々に戻る場合には、

  • 運動
  • 緊張や不安
  • 発熱
  • 脱水
  • 貧血
  • 甲状腺機能亢進症
  • 睡眠不足
  • カフェイン
  • 飲酒

などが関係していることがあります。

「脈が速い=すべて同じ不整脈」ではありません。

どのように始まり、どのように治まったかが、原因を考える重要な手掛かりになります。


脈がバラバラに感じるときは?

脈が不規則で、速さもバラバラに感じる場合には、心房細動などの可能性があります。

心房細動は、動悸を強く感じる方もいれば、まったく症状がない方もいます。

心房細動が続くと、心臓の中に血栓ができ、脳梗塞につながることがあります。

ただし、脈が不規則に感じる原因は心房細動だけではありません。

期外収縮が続いている場合なども、脈がバラバラに感じられます。

自分の感覚だけで判断せず、心電図で確認することが必要です。


動悸の原因は、心臓だけとは限りません

動悸は、不整脈以外の原因でも起こります。

例えば、

  • 貧血
  • 甲状腺の病気
  • 発熱
  • 脱水
  • 低血糖
  • 更年期
  • 睡眠不足
  • 疲労
  • 強い不安や緊張
  • カフェインやエナジードリンク
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 一部の薬

などです。

そのため、心電図が正常でも、症状や診察結果に応じて血液検査などが必要になることがあります。


健診の心電図が正常でも、不整脈を否定できません

通常の12誘導心電図で記録できるのは、短い時間だけです。

診察時に動悸が治まっていれば、その瞬間の心電図は正常になることがあります。

そのため、

「健診の心電図が正常だった」

「以前、病院で心電図を撮ったけれど異常なしだった」

というだけでは、発作性の不整脈を完全に否定できません。

症状を繰り返す場合には、24時間心電図など、長時間記録する検査が必要になることがあります。


動悸が起きたときに確認していただきたいこと

可能であれば、動悸が起きたときに次の点を確認してください。

  • 何をしているときに始まったか
  • 急に始まったか、徐々に始まったか
  • 何分くらい続いたか
  • 脈は速いか、遅いか
  • 規則的か、バラバラか
  • 胸痛、息切れ、めまいを伴ったか
  • どのように治まったか
  • カフェインや飲酒との関係があるか

スマートウォッチや携帯型心電計で記録できた場合は、受診時にお見せください。

ただし、機器の表示だけで自己診断するのではなく、記録を医師と一緒に確認することが大切です。


このような動悸は、すぐに救急車を呼んでください

動悸に加えて、次のような症状がある場合には、当院への来院を待たず、119番へ連絡してください。

  • 意識を失った、または意識が遠のいた
  • 強い胸の痛みや圧迫感がある
  • 胸が苦しい
  • 強い息苦しさがある
  • 冷や汗や顔面蒼白を伴う
  • 会話ができないほど苦しい
  • 片側の手足が動かしにくい
  • ろれつが回らない
  • 動悸が長く続き、状態が悪化している

ご自身で車を運転して受診することは避けてください。


救急車を呼ぶほどではなくても、ご相談ください

症状が治まっていても、

  • 動悸を繰り返す
  • 脈が飛ぶ回数が増えてきた
  • 以前より発作が長くなった
  • 運動時に動悸が起こる
  • 息切れやめまいを伴う
  • 健診で心電図異常を指摘された
  • 心臓病や甲状腺疾患の既往がある
  • ご家族に突然死をした方がいる

という場合には、一度確認することをおすすめします。

「診察時には治っているから行っても意味がない」と考える必要はありません。

症状の経過や脈の記録から、必要な検査を検討できます。


当院では、心臓以外の原因も含めて確認します

当院では、

  • 動悸の始まり方と治まり方
  • 持続時間と頻度
  • 脈の速さや規則性
  • 胸痛、息切れ、めまい、失神の有無
  • 服用中の薬
  • カフェインや飲酒
  • 心臓病や甲状腺疾患の既往

などを確認します。

必要に応じて、

  • 血圧・脈拍・酸素飽和度の測定
  • 12誘導心電図
  • 血液検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 心エコー検査
  • 長時間心電図の手配
  • 循環器専門医療機関への紹介

などを行います。

心臓だけでなく、貧血や甲状腺の病気なども含めて、動悸の原因を総合的に考えます。


動悸や脈の乱れは、当院へご相談ください

動悸があるからといって、必ずしも危険な不整脈とは限りません。

しかし、症状だけで安全かどうかを判断することは困難です。

「心臓がドキドキする」

「脈が飛ぶ」

「脈が速い、バラバラに感じる」

「何科を受診すればよいか分からない」

という方も、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

 

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マンジャロによる体重管理をご検討の方へ 保険診療と自費診療、どちらを選べばよいのでしょうか?

マンジャロによる体重管理をご検討の方へ

保険診療と自費診療、どちらを選べばよいのでしょうか?

最近、当院にも、

「マンジャロを使った体重管理はできますか?」

「肥満症の治療は保険で受けられますか?」

「自費診療との違いを知りたい」

というお問い合わせが増えています。

肥満症の治療には、食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法などがあります。

しかし、保険診療で肥満症治療薬を使用するためには、BMIや合併症、これまでの治療歴、治療を行う医療機関の体制など、厳しい条件があります。

一方、保険適応には該当しなくても、

「これ以上体重を増やしたくない」

「将来、糖尿病や高血圧になりたくない」

「早い段階から医学的な体重管理を始めたい」

という方もいらっしゃいます。

当院では、患者さんの状態やご希望に応じて、肥満症専門施設への紹介と、当院の自費肥満症外来の両方をご案内します。


肥満と肥満症は、同じではありません

BMIが25以上の場合、日本では「肥満」と判定されます。

しかし、体重が多いというだけで、すべての方が「肥満症」と診断されるわけではありません。

肥満症とは、肥満に関連する健康障害がある、または内臓脂肪の蓄積があり、医学的に減量が必要と判断される状態です。

肥満に関連する健康障害には、

  • 2型糖尿病・耐糖能異常
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症・痛風
  • 脂肪肝
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞
  • 肥満に関連する腎臓病
  • 変形性膝関節症などの運動器疾患
  • 月経異常・不妊

などがあります。

体重だけを見るのではなく、肥満によって現在の健康や将来の病気にどのような影響があるのかを考えることが大切です。


保険で肥満症治療薬を使用できる方には条件があります

保険診療で肥満症治療薬を使用する場合、単にBMIが25以上というだけでは対象になりません。

チルゼパチド製剤の肥満症に対する保険治療では、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、高血圧、脂質異常症または2型糖尿病のいずれかがあり、さらに次のいずれかを満たすことなどが条件になります。

  • BMIが27以上で、肥満に関連する健康障害が2つ以上ある
  • BMIが35以上である

さらに、保険診療では、専門医、教育研修施設、常勤の管理栄養士など、治療を行う医療機関にも要件があります。

薬を処方する前に、治療を行う施設で食事療法・運動療法を一定期間実施していることなども求められます。

そのため、

「BMIが基準を超えているから、どのクリニックでもすぐに保険で薬を処方してもらえる」

という制度ではありません。


保険治療が適している方は、専門施設へご紹介します

例えば、

  • BMIが35以上ある
  • 高血圧や糖尿病、脂質異常症などを合併している
  • 肥満に関連する健康障害が複数ある
  • 保険診療による肥満症治療を希望している
  • 専門施設での栄養指導を含め、計画的に治療を受けたい

という方は、保険診療の対象になる可能性があります。

当院では、保険による肥満症治療薬の処方は行っておりません。

保険適応が見込まれ、保険診療による治療を希望される方には、肥満症治療に対応した専門医療機関をご紹介します。

「保険で治療できる可能性があるのに、最初から自費診療を勧める」ということはありません。

まず患者さんの状態とご希望を確認し、保険診療と自費診療のどちらが適しているかを一緒に考えます。


保険適応外でも、早期から体重管理を始めたい方へ

一方で、

  • BMIが保険診療の基準に届かない
  • 肥満に関連する健康障害が少ない
  • 健診で体重増加を指摘された
  • 血糖値や血圧が少しずつ上がってきた
  • 家族に糖尿病や心血管疾患が多い
  • 将来の生活習慣病を予防したい
  • 保険治療に必要な長期間の準備を待たず、早く取り組みたい

という方もいらっしゃいます。

このような方には、当院の自費肥満症外来をご案内します。

保険適応にならないことは、医学的な体重管理を始める意味がないということではありません。

病気が進行してからではなく、より早い段階で体重増加を止め、将来の糖尿病、高血圧、脂質異常症、脂肪肝などを予防することも大切です。


当院は「注射を販売するだけの外来」ではありません

当院の自費肥満症外来は、薬だけをお渡しする外来ではありません。

治療開始前に、

  • 現在の体重・BMI・腹囲
  • これまでの体重変化
  • 血圧
  • 血糖値・HbA1c
  • 肝機能・腎機能
  • LDLコレステロール・中性脂肪
  • 尿酸
  • 現在治療している病気
  • 服用している薬
  • 食事・運動・睡眠・飲酒などの生活状況

を確認します。

そのうえで、

  • 薬物療法が適しているか
  • 生活習慣の見直しから始めるべきか
  • 保険治療を行う専門施設へ紹介した方がよいか
  • ほかの病気が体重増加に関係していないか

を判断します。

ご希望があっても、安全性や医学的な必要性の観点から、薬物療法をご案内しない場合があります。


マンジャロについて知っておいていただきたいこと

マンジャロは、チルゼパチドを有効成分とする週1回の注射薬です。

日本でマンジャロが承認されている効能・効果は「2型糖尿病」です。

同じチルゼパチドを有効成分とし、一定の条件を満たす肥満症に対して承認されている製品は「ゼップバウンド」です。

そのため、糖尿病ではない方の体重管理を目的としてマンジャロを使用する場合は、国内承認された効能・効果とは異なる適応外使用となり、自由診療です。

当院では、この違いを説明したうえで、期待できる効果だけでなく、考えられる副作用や治療を継続する際の注意点もご説明します。


効果だけでなく、副作用にも注意が必要です

チルゼパチドでは、主に次のような副作用がみられることがあります。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 便秘
  • 腹痛
  • 食欲低下
  • 脱水
  • 胆石・胆のう炎
  • 急性膵炎
  • 低血糖

特に、強い腹痛が続く、繰り返し嘔吐する、水分が取れないといった場合には、速やかな診察が必要です。

また、治療中の病気、服用している薬、妊娠の可能性などによっては、使用できない場合があります。

「体重を減らしたい」という希望だけで自己判断して使用するのではなく、医師による診察と定期的な経過確認が必要です。


目標は「できるだけ多く減らすこと」ではありません

肥満症治療というと、

「何kg減らせるか」

だけが注目されがちです。

しかし、当院が大切にしているのは、体重を減らすことだけではありません。

まずは、

  • これ以上の体重増加を止める
  • 少しでも減量する
  • 血圧や血糖値を改善する
  • 脂肪肝や睡眠時無呼吸の悪化を防ぐ
  • 無理なく継続できる生活をつくる

ことから始めます。

1kgの減量でも、その方にとって意味のある前進になる場合があります。

体重だけでなく、将来の病気を防ぎ、健康な状態を長く維持することが治療の目的です。


保険か自費か分からない方も、まずご相談ください

ご自身が保険診療の対象になるのか、自費診療が適しているのかを、患者さんだけで判断することは簡単ではありません。

当院では、

保険で治療できる可能性がある方には、保険診療に対応した専門医療機関をご案内します。

一方、

保険適応外の方や、より早い段階から医学的な体重管理を希望される方には、当院の自費肥満症外来をご案内します。

何でも自費診療へ誘導するのではなく、患者さんにとって適切な選択肢をご提案することが、当院の方針です。

「自分はどちらに当てはまるのか分からない」

「マンジャロについて詳しく聞きたい」

「まず検査を受けてから考えたい」

という方も、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

 

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健診シリーズ⑤ 健診で「心電図異常」と言われた方へ|要再検査・要精査は何を意味するのでしょうか?

健診シリーズ⑤

健診で「心電図異常」と言われた方へ|要再検査・要精査は何を意味するのでしょうか?

心電図異常=心臓病と確定したわけではありません

健康診断で、

「心電図異常」

「不整脈の疑い」

「ST-T異常」

「要再検査」「要精査」

と指摘されていませんか?

心電図の結果には、普段あまり目にしない言葉が並んでいます。

そのため、

「心臓に重大な病気があるのではないか」

「突然倒れてしまうのではないか」

と不安になる方も少なくありません。

しかし、心電図に何らかの所見があっても、必ずしも治療が必要な心臓病とは限りません。

体質や年齢による変化、検査時の緊張、電極の位置などによって、異常と判定されることもあります。

一方で、症状がなくても確認した方がよい不整脈や心臓病が隠れている場合もあります。

大切なのは、判定の言葉だけで必要以上に怖がることではなく、その所見が何を意味するのかを確認することです。


心電図では何を調べているのでしょうか?

心電図は、心臓が動くときに発生する微弱な電気信号を波形として記録する検査です。

心電図からは、

  • 心拍数が速すぎないか、遅すぎないか
  • 脈の乱れがないか
  • 心臓の電気が正しく伝わっているか
  • 心臓に負担がかかっていないか
  • 心筋の血流不足や過去の心筋梗塞が疑われないか

などを読み取ります。

痛みを伴わず、短時間で多くの情報を得られる大切な検査です。

ただし、心電図だけで、心臓の状態をすべて判断できるわけではありません。


健診でよく見られる心電図所見

健診結果に記載される代表的な所見には、次のようなものがあります。

洞性徐脈・洞性頻脈

心拍数が通常より遅い、または速い状態です。

体質、運動習慣、緊張、発熱、貧血、甲状腺の病気、服用している薬などが関係することがあります。

上室性期外収縮・心室性期外収縮

本来のリズムより早いタイミングで、余分な拍動が入る不整脈です。

健康な方にも見られ、治療を必要としないことも少なくありません。

一方、回数が多い場合や、動悸、息切れ、めまいなどを伴う場合には、追加の評価が必要です。

心房細動

脈が不規則になる不整脈です。

自覚症状がない場合もありますが、脳梗塞の原因になることがあるため、放置せず確認が必要です。

房室ブロック

心房から心室へ電気が伝わる過程に遅れや途切れがある状態です。

程度によっては経過観察でよい場合もありますが、めまいや失神を伴う場合や、伝導障害の程度が強い場合には、詳しい評価が必要です。

右脚ブロック・左脚ブロック

心臓内の電気が伝わる経路に遅れがある状態です。

右脚ブロックは、ほかに心臓病がなく、経過観察となることもあります。

一方、左脚ブロックなどでは、心臓の構造や機能を確認するため、心エコーなどが必要になる場合があります。

左室高電位・左室肥大

心電図の波が大きく、心臓の左心室に負担がかかっている可能性を示す所見です。

痩せている方や体質によっても見られますが、高血圧などによる心肥大が隠れていないかを確認します。

ST-T異常・T波異常

心臓の電気的な回復過程に変化が見られる状態です。

体質や電極の位置などによることもありますが、心筋の血流不足、心肥大、電解質異常などが関係する場合もあります。

異常Q波

過去の心筋梗塞などで見られることがある所見です。

ただし、誘導や波形によっては病気がなくても記録されるため、心電図の再確認やほかの検査を組み合わせて判断します。


「自動判定」の文字だけで判断しないでください

健診の心電図では、機械による自動解析結果が記載されることがあります。

自動解析は有用ですが、波形のわずかな違いや電極の位置、体動などによって、実際より強い異常として判定されることもあります。

そのため、

「心筋梗塞の疑い」

「虚血性変化」

「左室肥大」

などと書かれていても、自動判定だけで病気が確定したわけではありません。

実際の心電図波形を医師が確認し、症状、既往歴、過去の心電図などと比較して判断することが大切です。

健診結果を受診時に持参していただくのは、このためです。


症状がなくても受診した方がよいのでしょうか?

心電図異常を指摘された方の多くには、自覚症状がありません。

症状がなく、以前から同じ所見があり、追加検査で問題がないと確認されている場合には、経過観察でよいこともあります。

一方で、心房細動や一部の伝導障害、心筋症などは、症状がないまま見つかることがあります。

特に、

  • 今回初めて指摘された
  • 昨年までの心電図と変化している
  • 要精査・要受診と判定されている
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症がある
  • 心臓病の既往がある
  • ご家族に若くして心臓病や突然死をした方がいる

という場合には、一度確認することをおすすめします。


健診の心電図が正常でも、不整脈がないとは限りません

通常の12誘導心電図で記録できるのは、短い時間だけです。

そのため、

「時々、脈が飛ぶ」

「突然、動悸が始まる」

「夜だけ脈が乱れる」

という症状があっても、健診を受けた瞬間に不整脈が出ていなければ、心電図には記録されません。

症状を繰り返す場合には、24時間心電図など、長時間記録する検査が必要になることがあります。

「健診の心電図が正常だったから、動悸も問題ない」とは限りません。


心電図異常を指摘されたら、どのような検査を行いますか?

必要な検査は、心電図所見や症状によって異なります。

まず、健診時の心電図を確認し、必要に応じて12誘導心電図を再検します。

そのうえで、

  • 血液検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 心エコー検査
  • 24時間心電図
  • 運動負荷心電図
  • 循環器専門医療機関での精密検査

などを検討します。

すべての方に、すべての検査が必要なわけではありません。

心電図所見、症状、年齢、既往歴、生活習慣病などを確認し、必要な検査を選びます。


このような症状がある場合は、早めにご相談ください

心電図異常に加えて、

  • 動悸を繰り返す
  • 脈が極端に速い、または遅い
  • 息切れがある
  • めまいやふらつきがある
  • 一時的に意識が遠のいた
  • 運動時に胸が痛い
  • 胸が苦しい
  • 胸が重い
  • 胸が締め付けられる
  • 胸が圧迫される

という症状がある場合には、早めの受診をおすすめします。

突然の強い胸痛、冷や汗、強い息苦しさ、意識障害などがある場合には、当院への来院を待たず、119番へ連絡してください。


当院では、必要な検査を選んでご案内します

心電図異常があるからといって、必ず治療が必要とは限りません。

一方で、「症状がないから大丈夫」と放置してよいとも限りません。

当院では、

  • 心電図所見の内容
  • 過去の心電図との変化
  • 動悸、息切れ、胸痛、失神などの症状
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症の有無
  • 心臓病や突然死の家族歴
  • 服用している薬

などを確認し、経過観察でよいのか、追加検査が必要なのかを判断します。

緊急性の高い病気や、より詳しい検査・治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へ速やかにご紹介します。


健診結果を受け取ったら、まず当院へ

健診で心電図異常を指摘されても、必要以上に怖がる必要はありません。

大切なのは、

「どのような心電図所見なのか」

「以前からある変化なのか」

「追加検査が必要なのか」

を確認することです。

「心電図の言葉の意味が分からない」

「症状はないけれど、受診した方がよいか知りたい」

「以前から同じ異常を指摘されている」

という方も、健診結果と心電図の波形をご持参のうえご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

健診結果を受け取ったら、まず当院へ。

 

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健診シリーズ④ 健診で「血糖値・HbA1cが高い」と言われた方へ|糖尿病の診断や治療が必要なのでしょうか?

健診シリーズ④

健診で「血糖値・HbA1cが高い」と言われた方へ|糖尿病の診断や治療が必要なのでしょうか?

「少し高いだけだから大丈夫」と思っていませんか?

健康診断で、

「血糖値が高い」

「HbA1cが基準値を超えている」

「糖尿病の疑い」

「要再検査」「要精査」

と指摘されていませんか?

そのとき、

「少し高いだけだから大丈夫」

「甘いものを控えれば、そのうち下がるだろう」

「体調は悪くないので、糖尿病ではない」

と思い、そのままにしてしまう方も少なくありません。

しかし、糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がありません。

症状がない段階で血糖値の異常を確認し、必要な対策を始めることが大切です。


血糖値とHbA1cは、何が違うのでしょうか?

血糖値は、採血した時点の血液中のブドウ糖の濃度です。

食事の時間や内容、運動、睡眠不足、体調、ストレスなどによって変動します。

一方、HbA1cは、最近1~2か月を中心とした平均的な血糖状態を反映する指標です。

そのため、

  • 空腹時血糖値は高いが、HbA1cはそれほど高くない
  • 血糖値は正常だったが、HbA1cが高い
  • どちらも高い

など、さまざまな組み合わせがあります。

血糖値とHbA1cの両方を確認することで、一時的な上昇なのか、血糖値が高い状態が続いているのかを判断しやすくなります。


いくつから糖尿病なのでしょうか?

一般的には、次のいずれかを満たす場合に「糖尿病型」と判定されます。

  • 空腹時血糖値:126mg/dL以上
  • 75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値:200mg/dL以上
  • 随時血糖値:200mg/dL以上
  • HbA1c:6.5%以上

ただし、健診で一度基準値を超えただけで、必ず糖尿病と確定するわけではありません。

血糖値とHbA1cの組み合わせ、再検査の結果、糖尿病に特徴的な症状の有無などを確認して診断します。

HbA1cだけで糖尿病を確定することはできず、診断には血糖値の確認が必要です。


HbA1cが5.6%や6.0%でも受診した方がよいのでしょうか?

健診では、糖尿病の診断基準より低い数値から注意を促されることがあります。

目安として、

  • 空腹時血糖値100~109mg/dL、またはHbA1c 5.6~5.9%
    →生活習慣の見直しが必要な段階
  • 空腹時血糖値110~125mg/dL、またはHbA1c 6.0~6.4%
    →糖尿病になる可能性が高まり、再検査や精密検査を検討する段階
  • 空腹時血糖値126mg/dL以上、またはHbA1c 6.5%以上
    →医療機関で糖尿病の診断を確認する段階

と考えられます。

ただし、健診機関によって判定区分や表記が異なる場合があります。

数値だけで自己判断せず、健診結果全体を確認することが大切です。


糖尿病は、初期にはほとんど症状がありません

血糖値がかなり高くなると、

  • のどが異常に渇く
  • 水分をたくさん飲む
  • 尿の回数や量が増える
  • 体重が減る
  • 疲れやすい
  • 目がかすむ

などの症状が現れることがあります。

しかし、健診で初めて異常を指摘される段階では、症状がない方がほとんどです。

「症状がないから大丈夫」ということではありません。

症状がないうちに血糖値を確認し、将来の合併症を防ぐことが重要です。


血糖値が高い状態を放置すると、どうなりますか?

高血糖が長く続くと、全身の血管や神経が少しずつ傷つきます。

代表的な合併症には、

  • 糖尿病網膜症
  • 糖尿病性腎症
  • 糖尿病性神経障害

があります。

さらに、

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 下肢の動脈硬化

などの危険性も高くなります。

糖尿病は、血糖値だけの病気ではありません。

血圧、LDLコレステロール、中性脂肪、腎機能、体重、喫煙なども含めて、将来の血管障害の危険性を考える必要があります。


甘いものだけが原因とは限りません

糖尿病には、今も、

「ぜいたくをした人がなる病気」

「甘いものや食事を我慢できなかった人がなる病気」

「自己管理ができない人の病気」

という負のイメージがあります。

しかし、糖尿病は、甘いものの食べ過ぎだけで起こる病気ではありません。

  • 遺伝的な体質
  • 加齢
  • 体重の増加
  • 内臓脂肪
  • 筋肉量
  • 運動不足
  • 食事時間の乱れ
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 飲酒
  • 一部の薬
  • 膵臓や内分泌系の病気

など、さまざまな要因が重なって発症します。

痩せている方や、甘いものをほとんど食べない方でも糖尿病になることがあります。

糖尿病と診断されたからといって、ご本人の努力が足りなかったということではありません。

病名を必要以上に重く受け止め、自分を責める必要もありません。


糖尿病と診断されることを、必要以上に怖がらないでください

「糖尿病と診断されたくない」

「一度診断されたら、一生病気を背負うことになる」

「厳しい食事制限を続けなければならない」

と考え、医療機関への受診をためらう方もいらっしゃいます。

しかし、診断を避けても、血糖値が高い状態がなくなるわけではありません。

むしろ、早い段階で自分の状態を知ることで、生活習慣の見直しなど、比較的取り組みやすい方法から対策を始められる可能性があります。

糖尿病という病名を付けることが目的ではありません。

将来の合併症を防ぎ、健康な状態を長く維持することが診療の目的です。


糖尿病と診断されたら、すぐにインスリン注射なのでしょうか?

「糖尿病と診断されたら、毎日自分で血糖値を測り、インスリン注射をしなければならない」

というイメージを持っている方も少なくありません。

しかし、2型糖尿病と診断された方全員が、自己血糖測定やインスリン自己注射を始めるわけではありません。

血糖値やHbA1c、年齢、体重、腎機能、合併症、生活状況などを確認し、一人ひとりに合った治療方法を選びます。

軽度の段階であれば、食事、運動、体重管理などから始められる場合もあります。

薬が必要な場合でも、飲み薬から治療を始められる方が多くいらっしゃいます。

一方、血糖値が著しく高い場合や、口渇、多尿、体重減少などの症状がある場合には、早期にインスリンを含む治療が必要になることもあります。

大切なのは、インスリン注射を避けることではなく、その時点で最も適した治療を選ぶことです。


糖尿病治療は大きく変わっています

近年、糖尿病治療は大きく進歩しました。

従来から使用されている薬に加え、

  • SGLT2阻害薬
  • DPP-4阻害薬
  • GLP-1受容体作動薬

など、さまざまな作用を持つ薬を選択できるようになっています。

現在は、単に血糖値を下げるだけではなく、

  • 低血糖を起こしにくいか
  • 体重への影響はどうか
  • 心臓や腎臓を守る効果が期待できるか
  • 年齢や合併症に合っているか
  • 生活の中で無理なく続けられるか

まで考えて薬を選ぶ時代です。

糖尿病と診断されたからといって、治療方法が一つに決まっているわけではありません。

その方の状態や希望に合わせて、治療を選択できます。


HbA1cが実際の血糖状態と合わないこともあります

HbA1cは非常に有用な検査ですが、いつでも正確に平均血糖を反映するとは限りません。

例えば、

  • 貧血
  • 出血や輸血
  • 腎機能障害
  • 赤血球の寿命に影響する病気
  • 急激に血糖値が変化した直後

などでは、実際の血糖状態とHbA1cがずれることがあります。

そのため、HbA1cだけを見るのではなく、血糖値、血算、腎機能、これまでの検査結果なども合わせて判断します。


受診すると、すぐに薬を飲むことになりますか?

血糖値やHbA1cが高いからといって、全員がすぐに薬を始めるわけではありません。

まず、

  • 本当に糖尿病なのか
  • どの程度の血糖上昇なのか
  • 生活習慣の改善で経過をみられるのか
  • すでに合併症がないか
  • ほかの病気や薬が影響していないか

を確認します。

軽度の異常であれば、食事、運動、体重管理などを見直しながら経過をみることがあります。

一方で、早い段階から適切に介入し、良好な血糖状態を維持することは、将来の合併症を防ぐうえで重要です。

「まだ薬を飲みたくない」という理由だけで受診を先延ばしにするのではなく、まず現在の状態を確認しましょう。


怖がりすぎず、軽く見すぎず、早めに向き合うことが大切です

糖尿病を必要以上に怖がり、診断を避ける必要はありません。

しかし、「症状がないから大丈夫」と軽く考え、放置することもおすすめできません。

怖がりすぎず、軽く見すぎず、早めに向き合う。

それが、現在の糖尿病診療で大切な考え方です。

健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘されたら、一人で悩む必要はありません。

思っているよりも気楽に、そして少し積極的に、糖尿病と向き合っていきましょう。


当院では健診結果全体を確認します

当院では、血糖値やHbA1cだけを見るのではなく、

  • これまでの健診結果
  • 体重や腹囲の変化
  • 血圧
  • LDLコレステロール・中性脂肪
  • 肝機能・腎機能
  • ご家族の病歴
  • 現在服用している薬
  • 食事・運動・飲酒などの生活習慣

を確認します。

必要に応じて、血糖値、HbA1c、尿検査などを行い、糖尿病の診断や治療の必要性を判断します。

健診結果の用紙があれば、過去の結果も含めてご持参ください。


健診結果を受け取ったら、まず当院へ

健診で血糖値やHbA1cが高いと言われても、必要以上に心配する必要はありません。

しかし、症状がないからといって放置することはおすすめできません。

「糖尿病なのか確認したい」

「すぐに薬が必要なのか知りたい」

「まずは食事や運動で改善できるか相談したい」

「昨年よりHbA1cが上がっている」

という方も、健診結果をご持参のうえご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

健診結果を受け取ったら、まず当院へ。


数値と診断の記載は、日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」および厚生労働省「受診勧奨判定値について」に基づいています。

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症状シリーズ② 胸が圧迫されるのは狭心症?心筋梗塞?|胸が締め付けられる・重いとき 「胸が圧迫される」と感じていませんか?

症状シリーズ②

胸が圧迫されるのは狭心症?心筋梗塞?|胸が締め付けられる・重いとき

「胸が圧迫される」と感じていませんか?

「胸が痛い」

「胸が苦しい」

「胸が重い」

「胸が締め付けられる」

「胸が圧迫される」

このような症状があると、

「狭心症ではないか?」

「心筋梗塞だったらどうしよう」

と不安になる方も多いのではないでしょうか。

胸の症状の多くは、必ずしも命に関わるものではありません。

しかし、狭心症や心筋梗塞、大動脈解離、肺塞栓症など、緊急の治療が必要な病気が隠れていることもあります。

大切なのは、自己判断で様子を見るのではなく、危険な病気の可能性を適切に見極めることです。


胸が痛いと、心筋梗塞なのでしょうか?

「胸が痛い=心筋梗塞」とは限りません。

胸の痛みは、心臓だけでなく、肺や大動脈、食道、筋肉、肋骨、神経など、さまざまな原因で起こります。

一方で、心筋梗塞でも、必ずしも激しい胸の痛みが現れるとは限りません。

胸が締め付けられる、胸が重い、胸が圧迫される、息苦しい、気分が悪いといった症状だけのこともあります。

特に、高齢の方や糖尿病のある方では、典型的な胸痛がはっきりしない場合があります。


狭心症と心筋梗塞は、何が違うのでしょうか?

狭心症は、心臓を栄養する冠動脈の血流が一時的に不足し、心臓の筋肉が酸素不足になる病気です。

典型的には、

  • 歩いたとき
  • 階段を上ったとき
  • 急いだとき
  • 重い物を持ったとき
  • 寒い場所へ出たとき

などに、胸が締め付けられる、胸が圧迫される、胸が重いといった症状が現れます。

休むと数分程度で改善することが多いのが特徴です。

一方、心筋梗塞は、冠動脈が詰まり、心臓の筋肉が傷んでしまう病気です。

胸の圧迫感や締め付けが長く続き、安静にしても改善しない場合には、心筋梗塞の可能性があります。

ただし、狭心症と心筋梗塞を症状だけで正確に区別することはできません。

不安定狭心症と心筋梗塞は、どちらも緊急性の高い「急性冠症候群」に含まれます。

判断には、症状の経過、心電図、血液検査などが必要です。


「胸が痛い」とは限りません

狭心症や心筋梗塞では、鋭く刺されるような痛みよりも、

  • 胸を押さえつけられる
  • 胸が締め付けられる
  • 胸の上に重い物が乗っている
  • 胸が詰まる
  • 胸が焼けるように感じる
  • 息が苦しい
  • 胸から肩、腕、あご、背中へ違和感が広がる

と表現されることがあります。

「痛くないから心臓ではない」とは判断できません。

普段とは違う胸の重さや圧迫感にも注意が必要です。


「ニトロを使えば大丈夫」ではありません

狭心症の治療薬として、ニトログリセリン、いわゆる「ニトロ」を処方されている方がいます。

しかし、ニトロは、胸の症状がある方なら誰でも使用してよい薬ではありません。

医師から処方されている方が、指示された方法で使用する薬です。他人に処方されたニトロを使用してはいけません。

また、ニトロを使用して症状が軽くなったからといって、狭心症と確定するわけではありません。反対に、心筋梗塞を否定できるわけでもありません。

処方されているニトロを使用しても、

  • 症状が改善しない
  • いつもより症状が強い
  • 安静にしていても胸が苦しい
  • 短時間に症状を繰り返す
  • 冷や汗や吐き気を伴う

という場合には、すぐに救急車を呼んでください。


「救心」を飲んでも胸が痛いときは?

動悸や息切れを感じたときに、市販薬の「救心」を飲んでいる方もいらっしゃいます。

「救心」は、動悸、息切れ、気つけなどを効能とする市販薬です。

しかし、狭心症や心筋梗塞を診断したり、心筋梗塞を予防・治療したりする薬ではありません。

「救心を飲んだから大丈夫」

「少し楽になったので、心筋梗塞ではない」

とは判断できません。

「救心」を飲んでも、胸が痛い、胸が苦しい、胸が重い、胸が締め付けられる、胸が圧迫されるといった症状が続く場合には、薬を飲み続けながら様子を見るのではなく、医療機関へご相談ください。

強い症状や冷や汗、息苦しさなどを伴う場合は、救急車を呼んでください。


心臓以外の病気でも起こります

胸の圧迫感や痛みは、心臓以外の病気でも起こります。

例えば、

  • 大動脈解離
  • 肺塞栓症
  • 気胸
  • 肺炎
  • 胸膜炎
  • 胃食道逆流症
  • 肋間神経痛
  • 胸の筋肉や肋骨の痛み
  • 不安やパニック発作

などがあります。

原因によって、必要な検査や治療は異なります。

胸の症状があるときには、心臓だけでなく、肺や大動脈なども含めて考えることが大切です。


このような症状は、すぐに救急車を呼んでください

次のような症状がある場合は、当院への来院を待たず、119番へ連絡してください。

  • 突然、強い胸の痛みが起きた
  • 胸の圧迫感や締め付けが続いている
  • 安静にしていても胸が苦しい
  • 冷や汗や顔面蒼白を伴う
  • 強い息苦しさがある
  • 吐き気や嘔吐を伴う
  • 意識がもうろうとしている
  • 胸から肩、腕、あご、背中へ症状が広がる
  • 胸や背中に、引き裂かれるような激痛がある

ご自身で車を運転して受診することは避けてください。


救急車を呼ぶほどではなくても、放置しないでください

症状がいったん治まった場合でも、

  • 歩くと胸が圧迫される
  • 階段を上ると胸が苦しい
  • 急いで歩くと胸が締め付けられる
  • 最近、同じ症状を繰り返している
  • 以前より軽い運動で症状が出る
  • 胸の重さと息切れを感じる

という場合には、狭心症などの可能性があります。

「今は治っているから大丈夫」と放置せず、早めに受診してください。


当院では心臓・肺・大動脈を総合的に考えます

当院では、胸の症状が起きた状況や持続時間、繰り返しの有無などを詳しく確認します。

ニトロや「救心」を使用した場合には、その経過も診断の参考になります。

必要に応じて、

  • 血圧・脈拍・酸素飽和度の測定
  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 血液検査
  • 超音波検査

などを行い、心臓、肺、大動脈を含めて総合的に判断します。

緊急性が高いと判断した場合には、速やかに救急医療機関へご紹介します。


胸の症状は当日ご相談ください

胸が痛い、胸が苦しい、胸が重い、胸が締め付けられる、胸が圧迫される――。

このような症状は、原因を自分で判断することが難しいものです。

ニトロや「救心」で様子を見続けるのではなく、普段と違う胸の症状があればご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科では、胸の症状は当日ご相談いただけます。

当院は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

東新宿 内科|新宿イーストサイドたけうち内科

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症状シリーズ① 胸が痛いときは何科を受診する?|胸痛の多くは命に関わらないものです

症状シリーズ①

胸が痛いときは何科を受診する?|胸痛の多くは命に関わらないものです

胸が痛いと、心筋梗塞ではないかと心配になります

突然、胸が痛くなった。

胸が苦しい。

胸が重い。

胸が締め付けられる。

胸が圧迫される。

このような症状があると、

「心臓の病気ではないか」

「心筋梗塞だったらどうしよう」

と不安になる方も多いと思います。

確かに、胸の痛みには、緊急の治療が必要な病気が隠れていることがあります。

しかし、実際には、命に関わらない胸の痛みの方が多いのです。

大切なのは、胸が痛いからと必要以上に怖がることではなく、原因を確認し、危険な病気ではないことを確かめることです。


胸が痛いときは、何科を受診すればよいのでしょうか?

胸が痛いとき、

「循環器内科へ行けばよいのか」

「呼吸器内科なのか」

「整形外科なのか」

と迷う方も多いのではないでしょうか。

胸の中には、心臓だけでなく、肺、大動脈、食道、筋肉、肋骨、神経などがあります。

そのため、症状だけで受診する診療科を決めることは簡単ではありません。

原因が分からない段階では、心臓だけに限定せず、胸部全体を診られる医療機関へ相談することが大切です。


胸の痛みには、さまざまな原因があります

胸の痛みの主な原因には、次のようなものがあります。

心臓の病気

狭心症、心筋梗塞、心膜炎などで、胸の痛みや圧迫感が起こることがあります。

肺や胸膜の病気

気胸、肺炎、胸膜炎、肺塞栓症などでも、胸が痛い、息を吸うと痛い、胸が苦しいといった症状が現れます。

大動脈の病気

大動脈解離などでは、胸や背中に突然強い痛みが起こることがあります。

胃や食道の病気

胃酸が食道へ逆流する胃食道逆流症では、胸やけだけでなく、胸の痛みや違和感として感じることがあります。

筋肉・肋骨・神経の痛み

胸の筋肉痛、肋骨周辺の炎症、肋間神経痛なども、胸痛のよくある原因です。

不安やストレス

強い不安や緊張、パニック発作などによって、胸の圧迫感、動悸、息苦しさを感じる場合もあります。

このように、胸が痛い原因は心臓だけではありません。


命に関わらない胸の痛みも少なくありません

診察の結果、胸の筋肉や肋骨、神経などが原因と考えられることも少なくありません。

例えば、

  • 体を動かすと痛みが変わる
  • 胸を押すと同じ場所が痛む
  • 深呼吸や姿勢の変化で痛みが変わる
  • 数秒程度の鋭い痛みを繰り返す
  • 咳をした後から胸が痛くなった

といった場合には、筋肉、肋骨、神経などが関係している可能性があります。

食道への胃酸の逆流や、ストレスが原因となっていることもあります。

ただし、これらの特徴だけで「心臓ではない」「安全な胸痛だ」と断定することはできません。

最終的には、症状の経過や診察、必要な検査を組み合わせて判断します。


痛む場所だけでは原因を判断できません

「左胸だから心臓」

「右胸だから心臓ではない」

とは限りません。

胸の中央が痛む場合も、左右どちらかが痛む場合もあります。

また、心臓の病気でも、胸が痛いとはっきり表現されず、

  • 胸が苦しい
  • 胸が重い
  • 胸が締め付けられる
  • 胸が圧迫される
  • 息苦しい
  • 胃のあたりが気持ち悪い

と感じることがあります。

痛む場所や表現だけで原因を決めつけないことが大切です。


すぐに救急車を呼んでいただきたい胸痛があります

胸の痛みの多くは命に関わるものではありません。

しかし、次のような場合には、当院への来院を待たず、119番へ連絡してください。

  • 突然、強い胸の痛みが起きた
  • 安静にしても強い胸痛が続いている
  • 冷や汗や顔面蒼白を伴う
  • 強い息苦しさがある
  • 意識がもうろうとしている
  • 胸から肩、腕、あご、背中へ症状が広がる
  • 胸や背中に引き裂かれるような激痛がある

このような場合は、ご自身で車を運転せず、救急車を要請してください。


救急車を呼ぶほどではなくても、ご相談ください

強い症状ではなくても、

  • 胸の痛みを何度も繰り返す
  • 数日たっても改善しない
  • 歩行や階段で症状が出る
  • 息苦しさや動悸を伴う
  • 原因に心当たりがない
  • 何科を受診すればよいか分からない

という場合には、一度確認することをおすすめします。

胸痛の原因が命に関わらないものだと確認できれば、それ自体が安心につながります。


当院では胸痛の原因を総合的に考えます

当院では、胸が痛くなった状況、痛み方、持続時間、呼吸や運動との関係などを詳しく確認します。

必要に応じて、

  • 血圧・脈拍・酸素飽和度の測定
  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 血液検査
  • 超音波検査

などを行います。

心臓だけでなく、肺、大動脈、食道、筋肉、肋骨、神経なども含めて原因を考えます。

緊急性が高いと判断した場合には、速やかに救急医療機関へご紹介します。


胸の症状は当日ご相談ください

胸が痛いからといって、必ずしも命に関わる病気とは限りません。

一方で、ご自身だけで「危険な胸痛」と「心配の少ない胸痛」を区別することは困難です。

「何科を受診したらよいか分からない」

「救急車を呼ぶほどではないけれど心配」

という方も、お気軽にご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科では、胸の症状は当日ご相談いただけます。

当院は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエアB1Fにあります。

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