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外傷シリーズ① 切り傷は何科に行けばいい?|新宿・東新宿で傷の縫合・処置

外傷シリーズ①

切り傷は何科に行けばいい?|新宿・東新宿で傷の縫合・処置

「この傷、縫った方がいいですか?」

包丁で指を切った。

転んで額を切った。

家具の角にぶつけて頭が割れた。

ドアに指を挟んで、爪まで傷ついた。

そんなとき、

「救急車を呼ぶほどではなさそう」

「でも絆創膏だけで大丈夫なのかな?」

「そもそも何科に行けばいいの?」

と迷うことはありませんか?

切り傷の診療で大切なのは、単に「傷を閉じること」ではありません。

傷の深さ、汚れ、異物、神経・腱・血管の損傷、骨折の可能性などを確認し、

縫った方がよいのか、縫わずに治した方がよいのか

を判断します。

そしてもう一つ。

私は、

「治ればいい」だけではなく、できるだけきれいに治してあげたい

と考えています。


内科クリニックですが、私はもともと外科医です

新宿イーストサイドたけうち内科は、その名前の通り「内科」です。

そのため、

「切り傷も診てもらえるんですか?」

と驚かれることがあります。

はい。診ています。

というより、

私はもともと外科医です。

長年、胸部外科医として手術や救急診療に携わってきました。

特に専門としていたのが、先天性心疾患の手術です。

つまり、生まれたばかりの赤ちゃんや子どもの心臓を手術することも多くありました。

この経験が、現在の私の傷に対する考え方にもつながっています。


「手術の中身がすべて」という時代がありました

私が外科医として手術をしていた頃、外科の世界には、

「外から見える傷より、胸の中でどんな手術をしたかが勝負だ」

という考え方が強くありました。

もちろん外科医として、命を救い、病気を治すことが最優先なのは間違いありません。

しかし、患者さんの立場になって考えると、それだけではありません。

手術が終わったあとも、

手術の傷あととは、一生付き合っていくことになります。

特に私が手術していたのは、先天性心疾患を持つ赤ちゃんや子どもたちです。

小さな赤ちゃんの胸につけた手術創が、その子が大人になっても残る。

そう考えると、

「手術が成功した。それで終わり」ではいけない。

可能な限り、傷もきれいにしてあげたい。

私は若い頃から、そう考えていました。


そのために、形成外科へ皮膚縫合を習いに行きました

形成外科は、傷をきれいに治すことそのものを専門技術として磨いている診療科です。

一方、外科医にとって皮膚縫合は、大きな手術の最後の仕上げです。

何時間にも及ぶ手術を終えたあと、

「できるだけ手術時間を短くしたい」

という現実もあります。

つまり、

できるだけ短時間で縫いたい。

でも、

できるだけきれいに縫いたい。

この二つを両立させる必要があります。

私は、その方法をきちんと身につけたいと思いました。

そこで外科医時代、

形成外科で3か月間のトレーニングを2回、合計6か月間受け、皮膚縫合の技術を学びました。

形成外科の先生たちが、

どの層を合わせるのか。

どのくらいの強さで寄せるのか。

どうすれば皮膚表面の縫合痕を少なくできるのか。

そうした技術を、実際の診療の中で学びました。

それを、自分の外科手術にも取り入れてきました。


開いた皮膚は、閉じれば治ります。でも、それだけではありません

切れた皮膚を縫合して閉鎖する。

それだけなら、それほど難しいことではありません。

しかし私が考えているのは、その先です。

「どうせ縫うなら、可能な限りきれいに仕上げてあげたい」

傷の深さや方向を見ながら、必要であれば皮下・真皮の層から丁寧に合わせます。

傷によっては、皮膚表面に縫合糸をできるだけ出さない方法を選ぶこともあります。

もちろん、どのような傷でも跡を完全になくせるわけではありません。

けがをした時点での傷の深さ、場所、組織損傷の程度、その後の治癒過程によって仕上がりは変わります。

それでも、

できることは、できるだけやってあげたい。

それが、今は「内科医」である竹内が、切り傷を縫うときにも変わらず持っている考え方です。


すべての切り傷を縫うわけではありません

もちろん、

「傷が開いている=全部縫う」

ではありません。

浅い傷で傷口がきれいに合っていれば、被覆材や医療用テープなどで治療できる場合があります。

一方、

  • 傷が深い
  • 傷口が大きく開いている
  • 出血が続いている
  • 皮下組織まで見えている
  • 傷の縁がずれている
  • 顔など傷あとが目立ちやすい場所

などでは、縫合を検討します。

縫った方がきれいになる傷なのか。
縫わない方がよい傷なのか。

実際の傷を見て判断します。


子どもの顔の傷は、特に慎重に考えます

子どもは転倒して、

額、眉の周囲、あごなどを切ることがあります。

「小さな子どもだから、できれば縫いたくない」

というご家族の気持ちもよく分かります。

縫わずに治せる傷であれば、無理に縫う必要はありません。

一方、深く開いた傷まで無理に被覆材だけで治療することが最善とは限りません。

子どもには、その先の長い人生があります。

だからこそ私は、

今だけではなく、その子が大人になったときの傷あとまで考えて治療方法を選びたい

と思っています。


指の傷は、皮膚だけ見てはいけません

指を深く切った場合には、

  • 神経
  • 血管

などが傷ついていないかも確認します。

「指が動かしにくい」

「感覚がおかしい」

「しびれている」

という場合には、皮膚より深い組織が損傷している可能性があります。

また、ドアに指を強く挟んだ場合には、爪の損傷だけでなく骨折を伴っていることもあります。

傷口だけでなく、

その指がきちんと機能しているか

まで診る必要があります。


傷では「消毒」以上に、洗浄と評価が重要です

けがをすると、

「とりあえず消毒!」

と思われがちです。

しかし傷の治療では、十分に洗浄し、

  • ガラス
  • その他の異物
  • 傷んだ組織

などが残っていないかを確認することが重要です。

傷の種類やワクチン接種歴によっては、破傷風についても考える必要があります。


当院ですべての外傷を治療するわけではありません

もちろん、何でもクリニックで治療するわけではありません。

  • 出血が止まらない
  • 大きな血管損傷が疑われる
  • 腱や神経の大きな損傷が疑われる
  • 複雑な骨折を伴っている
  • 広範囲の組織損傷がある
  • 専門的な形成外科・整形外科治療が必要

と判断した場合には、適切な医療機関をご紹介します。

当院で治療できる傷なのか。
専門病院で治療すべき傷なのか。

それを判断するのも私たちの役割です。


「救急車ほどではない。でも、この傷どうしよう?」というときに

切り傷で困るのが、

「救急車を呼ぶほどではない。でも、このままでいいのか分からない」

というときです。

そんなときは、一度ご相談ください。

「これは縫った方がよいです」

となることもあれば、

「これは縫わなくて大丈夫です」

となることもあります。

必要であれば傷を洗浄し、局所麻酔をして縫合します。

当院での治療が適切でなければ、専門医療機関をご案内します。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。

内科のクリニックですが、切った・擦った・やけどした。
そんな外傷も診ています。

そして縫うのであれば、

「閉じればいい」ではなく、可能な限りきれいに。

外科医だった頃から、それが私の傷に対する考え方です。

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