お盆の救急受診
お盆休み中に急に具合が悪くなったら|救急車を呼ぶ症状・休み明けまで待てる症状
お盆休み中、受診先に迷っていませんか?
お盆期間は、休診している医療機関が多くなります。
そのようなときに急に具合が悪くなると、
「救急車を呼ぶほどではないだろうか」
「休日診療を受診した方がよいのか」
「休み明けまで待っても大丈夫なのか」
と迷う方も多いと思います。
症状の重さは、文章だけで完全に判断できるものではありません。
しかし、命に関わる病気では、受診を先延ばしにしてはいけない症状があります。
このような症状は、迷わず119番へ
次のような症状がある場合は、休み明けを待たず、速やかに119番へ連絡してください。
突然の胸痛・胸の圧迫感
- 胸が締め付けられる
- 胸が圧迫される
- 胸が重い、胸が苦しい
- 冷や汗や吐き気を伴う
- 痛みが肩、腕、顎、背中へ広がる
- 突然、胸や背中に激痛が走った
狭心症、心筋梗塞、大動脈解離、肺血栓塞栓症など、緊急性の高い病気の可能性があります。
少し休んで症状が軽くなっても、安心とは限りません。
自分で運転して病院へ向かわず、119番へ連絡してください。
強い息苦しさ
- 安静にしていても息が苦しい
- 会話を続けられない
- 横になると呼吸が苦しくなる
- 唇や顔色が青紫色になっている
- 急に息ができなくなった
- 意識がぼんやりしている
重い肺炎、喘息発作、心不全、気胸、肺血栓塞栓症などが考えられます。
呼吸が苦しい状態で無理に歩いたり、公共交通機関で受診したりしないでください。
脳卒中が疑われる症状
- 顔の片側がゆがむ
- 片側の手足に力が入らない
- ろれつが回らない
- 言葉が出ない、相手の言葉を理解できない
- 急にふらついて立てなくなった
- 突然、経験したことのない激しい頭痛が起きた
脳梗塞や脳出血は、治療開始までの時間が非常に重要です。
「少し寝れば治るかもしれない」と様子を見ないでください。
意識や反応がおかしい
- 呼びかけても反応しない
- 意識がもうろうとしている
- けいれんが止まらない
- 急に普段と違う言動が見られる
- 自力で立ったり歩いたりできない
脳卒中、低血糖、重い感染症、薬物中毒、急性アルコール中毒などの可能性があります。
大量の出血や重いアレルギー症状
- 吐血した
- 大量の血便や黒い便が出た
- 傷を強く圧迫しても出血が止まらない
- 顔や舌、喉が急に腫れてきた
- じんましんとともに息苦しさや意識低下がある
重い出血やアナフィラキシーは、急速に状態が悪化することがあります。
「救急車を呼びすぎかもしれない」と遠慮する必要はありません。緊急性が高いと感じたら119番へ連絡してください。
当日中に医療機関へ相談したい症状
救急車を呼ぶほどではないと思っても、次のような場合は休み明けまで待たず、当日診療している医療機関へ相談してください。
- 高熱と強いだるさがある
- 水分をほとんど取れない
- 尿の量が極端に少ない
- 嘔吐や下痢を繰り返している
- 腹痛が強い、または徐々に悪化している
- 咳や発熱に息苦しさを伴う
- 傷が深い、傷口が大きく開いている
- 出血がなかなか止まらない
- 動物や人にかまれた
- 転倒や打撲後に強い痛みや腫れがある
- 症状が短時間で悪化している
特に、高齢者、乳幼児、妊娠中の方、心臓・肺・腎臓の病気がある方、糖尿病の方、免疫を抑える治療を受けている方は、軽く見える症状でも早めの相談が必要です。
受診前には、必ず医療機関へ連絡し、診療可能か確認してください。
休み明けまで様子を見られる可能性がある症状
次の条件を満たす軽い症状であれば、自宅で休みながら経過を見られる場合があります。
- 軽い鼻水や喉の違和感
- 水分と食事を取れている
- 呼吸が苦しくない
- 意識がはっきりしている
- 痛みが軽く、悪化していない
- 症状が改善傾向にある
- 普段どおり排尿できている
ただし、「軽い発熱だから大丈夫」「昨日から変わらないから大丈夫」と一律に判断することはできません。
途中から息苦しくなる、水分が取れなくなる、反応が鈍くなる、痛みが強くなるなどの変化があれば、休み明けを待たずに相談してください。
救急車を呼ぶか迷ったら「#7119」
東京都では、救急車を呼ぶべきか、今すぐ医療機関を受診すべきか迷った場合に、東京消防庁救急相談センターへ相談できます。
東京消防庁救急相談センター
#7119
つながらない場合は、
03-3212-2323(東京23区)
へお電話ください。
医師、看護師、救急隊経験者などによる相談医療チームが、24時間・年中無休で対応しています。
ただし、明らかに緊急性が高い症状がある場合は、#7119を経由せず、直接119番へ連絡してください。
子どもの症状で迷ったら「#8000」
子どもの発熱や体調不良について相談したい場合は、東京都の子供の健康相談室を利用できます。
子供の健康相談室・小児救急相談
#8000
ダイヤル回線やIP電話などからは、
03-5285-8898
へお電話ください。
土曜日、日曜日、祝日は、午前8時から翌朝8時まで相談できます。
電話相談は診断を行うものではありません。緊急性の高い症状がある場合は、直接119番へ連絡してください。
症状は、途中で変化することがあります
最初は軽く見えた症状でも、数時間で悪化することがあります。
大切なのは、
- 呼吸が苦しくなっていないか
- 意識や反応に変化がないか
- 水分を取れているか
- 尿が出ているか
- 痛みが強くなっていないか
- 自力で立ったり歩いたりできるか
を確認することです。
「朝まで待つ」「休み明けまで待つ」と最初から決めてしまわず、症状が変化したら受診方針も変えてください。
当院の夏季休診について
新宿イーストサイドたけうち内科は、8月14日(金)から8月18日(火)まで夏季休診です。
8月19日(水)から通常どおり診療いたします。
休診中はご不便をおかけしますが、緊急性の高い症状を我慢して、当院の診療再開まで待つことは避けてください。
胸が痛い、胸が苦しい、息が苦しい、ろれつが回らない、意識がおかしいなどの症状がある場合は、ためらわず119番へ連絡してください。
緊急性が高いときは119番。判断に迷ったときは#7119。
お盆休み中も、この二つを覚えておいてください。












