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今週の診療ダイジェスト|胸痛・長引く咳・健診異常から日々の体調管理まで【新宿・東新宿】

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今週の診療ダイジェスト|胸痛・長引く咳・健診異常から日々の体調管理まで【新宿・東新宿】

今週の診療ダイジェスト

一つの数字や一回の検査だけで判断しない|今の症状と将来のリスクを一緒に考えます

今週は、

  • インフルエンザ感染後のワクチン接種
  • LDLコレステロール治療
  • 頸動脈エコー
  • 心電図が正常だった場合の胸痛
  • にんにく注射と点滴の違い

についてお伝えしました。

一見すると、それぞれ別の話題に見えるかもしれません。

しかし、すべてに共通するのは、

一つの数字や一回の検査だけで判断せず、現在の症状と将来のリスクを一緒に考える

という当院の診療方針です。

今週の記事を振り返ります。


今年すでにインフルエンザA型にかかったら、ワクチンは不要?

「今年はもうインフルエンザA型にかかったので、ワクチンは打たなくてもよいですか?」

最近、このような質問をいただきます。

インフルエンザには複数の型や系統があります。一度感染したからといって、そのシーズンに流行するすべてのインフルエンザに抵抗力がつくわけではありません。

冬の前半にA型へ感染した後、別のA型やB型が流行する可能性もあります。

そのため、今シーズンまだワクチンを接種していない方は、インフルエンザ感染後であっても、体調が十分に回復してから接種を検討できます。

ワクチンの目的は、感染を完全に防ぐことだけではありません。感染した場合の重症化を防ぐことも大切な目的です。www.mhlw.go.jp


LDLコレステロールの治療は、数字を下げることが目的ではありません

健診でLDLコレステロールが高いと指摘されても、多くの場合、自覚症状はありません。

薬を飲んでLDLが下がっても、身体が軽くなったり、痛みが消えたりするわけでもありません。

それでも治療するのは、将来の心筋梗塞や脳梗塞のリスクを少しでも下げるためです。

現在の医療では、心筋梗塞や脳梗塞を発症しても、迅速な救急治療によって命が助かる方は少なくありません。

しかし、救命されることと、発症前と同じ生活に戻れることは同じではありません。

半身麻痺が残る。

自分でトイレへ行けなくなる。

お風呂に入るにも介助が必要になる。

寝たきりの生活になる。

そのように、発症前とは生活が大きく変わる可能性があります。

LDLコレステロールの治療は、将来も自分らしい生活を続けるための人生のリスクマネージメントです。


採血だけでは、実際の動脈硬化は分かりません

採血で分かるのは、血液中のコレステロールの量です。

実際に血管の壁が厚くなっているのか、動脈硬化によるプラークができているのかは、採血だけでは分かりません。

そこで役立つ検査の一つが、頸動脈エコーです。

頸動脈エコーでは、

  • 血管壁の厚さ
  • プラークの有無や大きさ
  • 血管の狭窄
  • 血液の流れ

などを超音波で確認します。

同じLDLコレステロールの数値でも、年齢、高血圧、糖尿病、喫煙歴、家族歴、既往歴、頸動脈の所見などによって、将来のリスクは異なります。

ただし、頸動脈にプラークが見つかっただけで、直ちに重い病気が起こると決まったわけではありません。

反対に、頸動脈に明らかな異常がなくても、将来の動脈硬化リスクがなくなるわけでもありません。

採血と画像検査の結果を総合して考えることが大切です。www.j-athero.org


心電図が正常でも、胸痛を完全には否定できません

「胸が痛くて心電図を受けたけれど、異常なしと言われました」

「心電図が正常なら、心臓ではないのでしょうか?」

一度の心電図が正常だったという理由だけで、心筋梗塞や狭心症を完全に否定することはできません。

心電図は、検査をしている短い時間の心臓の電気活動を記録します。

胸痛が治まった後や発症直後には、異常を捉えられないことがあります。

胸痛の診療では、

  • 痛みの場所と性質
  • 発症した状況
  • 痛みの持続時間
  • 息苦しさ、冷汗、吐き気の有無
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙歴
  • 診察所見
  • 心電図
  • 胸部レントゲン
  • 必要な血液検査

などを組み合わせて判断します。

また、胸痛の原因は心臓だけではありません。

大動脈、肺、胸膜、食道、肋骨、筋肉、神経など、胸部にあるさまざまな臓器や組織を考える必要があります。www.j-circ.or.jp

※突然の激しい胸痛、冷汗、強い息苦しさ、失神、背中や顎・腕へ広がる痛みがある場合は、当院の受診を待たず、直ちに119番へ連絡してください。


疲れたときは、にんにく注射?点滴?

「仕事が続いて、とても疲れた」

「注射と点滴は、何が違うのでしょうか?」

当院では、自由診療として次のメニューをご用意しています。

にんにく注射 1,500円

ビタミンB1を50mg配合した、最もシンプルなメニューです。

メディカルにんにく注射 2,500円

ビタミンB1を100mgに増量し、ビタミンB6、B12などを組み合わせています。

コンディション注射 3,000円

メディカルにんにく注射の成分に、ビタミンCを追加しています。

ハイパフォーマンス点滴 4,500円

コンディション注射の成分量を2倍に増やした点滴メニューです。

成分が多いメニューが、すべての方に適しているわけではありません。

疲れ方、体調、持病、服用中のお薬、ご希望を確認して選びます。

また、疲労感の裏に、

  • 貧血
  • 甲状腺疾患
  • 糖尿病
  • 感染症
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 心臓や肺の病気

などが隠れていることもあります。

病気が疑われる場合には、自由診療の注射や点滴よりも、必要な診察や検査を優先します。


今週の記事に共通する、当院の診療方針

医療では、一つの数字や一回の検査だけで、すべてを判断できるとは限りません。

  • インフルエンザに一度感染した
  • LDLコレステロールが高い
  • 頸動脈にプラークがある
  • 心電図が正常だった
  • 疲れたので注射を受けたい

それぞれの情報には意味があります。

しかし、その情報だけで治療方針が決まるわけではありません。

当院では、検査を増やすこと自体を目的にはしていません。

症状、経過、年齢、持病、過去の検査結果、そして将来のリスクを確認し、その方に必要な診察と検査を選ぶことを大切にしています。

今困っている症状を診る。

将来起こり得る病気を予防する。

日々のコンディションを整える。

この三つを切り離さず、総合的に診療していきたいと考えています。


健診結果や症状について迷ったときはご相談ください

「どの診療科を受診すればよいか分からない」

「健診結果を放置してよいか分からない」

「以前の検査では異常なしだったが、症状が続いている」

「注射と点滴のどちらを選べばよいか分からない」

という方もご相談ください。

新宿イーストサイドたけうち内科は、東新宿駅A3出口直結、新宿イーストサイドスクエア地下1階にあります。


新宿イーストサイドたけうち内科
院長 竹内 惠理保


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参考資料

カテゴリー : ブログ

投稿日 :2026年10月31日